県内JAの話題

特産化へ収穫体験、栽培拡大に期待 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|May 29, 2013 3:00:00 PM
センター職員にカモミールの束ね方を学ぶ参加者

JA佐久浅間や行政でつくる佐久市営農支援センターは、特産化を検討するため2012年度から栽培する、ハーブの一種カモミールを同市跡部の新品目導入試験圃場(ほじょう)「FATRIA佐久」で初めて収穫した。機械定植による省力化の可能性を検証するため、昨年10月に12アールにセル成型苗3000本を定植。同市農政課は「作業効率が上がり活着も良かった」と話し、今後の栽培拡大に期待を示した。
カモミールは菊科の多年草で、連作ができ二毛作も可能だ。同JA管内では17戸が1.8ヘクタールで生産している。同センターは、収益性の高い転作作物として普及できるか実証するため、同圃場で試験栽培を始めた。
収穫には市民21人が参加した。同センターの職員がわらを使った束ね方を実技しながら刈り取り方を説明した。収穫した花は天日で干し、池田町の(株)カミツレ研究所に出荷する予定だ。
参加者で兵庫県から新規就農した甲田将一さん(31)は「軽量品目で、契約栽培と聞き関心を持った。稲作後の生産物に検討したい」と話した。