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農業の魅力DVDに、管内農家で収録 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|May 28, 2013 3:00:00 PM
佐久中央小学校の児童がリンゴ作りを学ぶ収録風景(長野県佐久穂町で)

JA佐久浅間は、地域の暮らしを支える農業の魅力を発信し、地元農産物の栽培や収穫などを児童が紹介するPR用DVDの制作に取り組んでいる。主要農産物が異なる小諸市のブロッコリーと佐久穂町のリンゴ、プルーン栽培を収録し、児童が生産者に学んでいる様子や生育過程を10分程度のDVDにまとめる。
JAは小諸市立野岸小学校と佐久穂町立佐久中央小学校、同町立佐久西小学校に協力を依頼。地域の農産物の魅力をDVDにまとめ互いに他の地域に伝える。その中の一つ、佐久中央小学校3年生の25人は収録で先ごろ、佐久穂町のリンゴ園を訪れた。品種や管理を学んだ他、養蜂を営む中島さんがミツバチの授粉作業を紹介。「(ミツバチは)おいしいリンゴを作るため、生産者にとって大切な仲間」と説明した。同校は結実した6月上旬に摘果作業をする予定だ。
取材した農産物は「わが町お隣の村を味わう日(仮称)」を設定し、それぞれの学校給食に提供。農業に触れ、食事を介することで地産地消に対する意識付けや食育を行う。JAはこの事業を契機に、市町相互の食材提供の可能性を期待する。
JAは制作費の一部を県の地域発元気づくり支援金事業を活用して、学校給食「太陽と大地の恵みに感謝する日」実施事業を申請。事業予算約90万円のうち、約67万円が採択された。DVDは、協力小学校や行政に提供する他、JA事業のイベントや会議などで利用する。収穫した農産物を利用した料理体験も計画している。