原田さんの農事録
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原田さんちの親子2世代酪農農事録 第60回【最終回】

 

原田さんちの農事録

 

純白の衣を纏った浅間山。

冬本番の到来という感じです。

景色が白一色に染まる日も少しづつ増えてきましたし

今年もあとわずかですね。


 


原田さんちの農事録

の温かい牛乳。
ほっと一息の時間です。
寒い日の温かい飲み物はいいですね♪
体が温まる気がします。

これからの季節は、風邪などを引かないように、
体調管理にも服装にも気を使う季節です。

毎日の牛乳は風邪予防にもいいと聞いた事もありますが
栄養のある食品を食べて、体の内部からエネルギーを使って
元気に冬を乗り切って行きたいものです。

今年はインフルエンザの流行も早くから聞きますが、
風邪もインフルエンザも、予防は健康第一という事ですし、
体調を崩して一番困るのは自分ですので
気を付けたいものです。

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邪の話題というと、ついつい自分たち人間だけ
のような気もしてしまうのですが...(^^;

牛も風邪を引きますし...
生き物全般に起こる(罹る)病気のようで
熱も出れば
食欲の減少もあったり
下痢も起こしますし
牛舎の中で一頭が罹れば、
牛舎中の体力の弱い牛が全部罹らないと
流行が治まらないようにやって来ます。

風邪もインフルエンザもウィルスによるものなので
ウィルスに負けないように
日頃から健康管理と体力は気を付けなければいけない所です。

しかも...(++;このあいだ風邪を引いて苦しんだので
私が言うのも説得力に欠けますが...

の季節は、来年の為に牧草畑に堆肥を撒いたり、
農繁期に出来なかった作業機の冬前の掃除をしたり、
間に合っていない畑の片づけをしたりと、
冬に追っかけられている毎日で、
そんな中での先日の雪には、
外の仕事が何も出来なくなってしまいました。

(**;参りました...雪溶けるまで一休み

仕事も毎日のお天気に左右されてしまうのは
農業だからこそかもしれません。

雨が降っても、晴れが続いても
台風や大雪があっても
何が良くて、何が良くない、などという事はなく
毎回が対応の違った事ばかりです。

自然相手の難しい所でもありますが
四季の変化をより感じる事が出来る仕事でもあると思っています。

日本人が昔から大切にしている、四季の移ろいを楽しむ心
これを感じる事が出来るようになるまでには、
まだまだ心も未熟者ではありますが、
農業という産業を通して感じていきたいと思っています。

美味しい食材は自然が与えてくれた恵みです。
美味しいものを食べると自然と笑顔になれるものですよね。
そんな自然の恵みに感謝しながら
また来年も...

原田さんちの農事録

今回の掲載60回をもちまして、
私が執筆して参りました農事録は終了という事になりました。

早いもので、掲載開始から5年が経ち
季節も5回も廻ったのか!? と思うくらいに
あっという間の5年間でした。

たくさんの方々に読んでいただきありがとうございました。

また掲載に関わり、協力いただいた沢山の方々にもお礼を申し上げます。

ありがとうございました。

o(^o^)o

原田さんちの農事録
原田紀男(はらだのりお)さん 父親 酪農家歴42年と
原田貴信(はらだたかのぶ)さん 息子 酪農家歴18年目

原田さんちの農事録

あわせて読みたい:
 ・原田さんちの親子2世代酪農農事録 過去記事

この記事を書いた人

原田紀男さん・貴信さん

酪農家族の原田さんちの牛舎は浅間山の南斜面に広がる小諸市にあります。大規模ではありませんが見晴らしのよい牛舎で、そこでは年間30頭~50頭ほどの牛たちが穏やかに過ごしています。酪農家歴37年の原田紀男さんと酪農家歴15年目の貴信さんの、父と息子の2世代の酪農家に伝えていただいています。

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