松野さんの農事録
[松野さんの農事録]

田舎で暮らそ。移住女子の就農奮闘記 Vol.3

奈月さん農事録

りんごの実もこんなに大きくなりました

こんにちは!
まだ梅雨にも入っていないのにこの暑さ(; ´ェ`)
特に今年はいつもより雨が少ない気が...樹の水不足が少し心配です。。

この時期は花も散り、日に日に実が大きく育つ大事なとき。
毎日ひたすら不要な実を落とす"摘果"の作業に明け暮れてます。

 

果樹は、「満開から何日後に〇〇」という作業の目安があります。
例えば桃は、満開から約20~30日後に予備摘果、約40~50日後に仕上げ摘果。
50日後を過ぎると10日間くらい硬核期(種をつくる期間)に入るので、その頃は逆に摘果してはいけない、桃にとっては一番デリケートな時期になります。
品種によっても少しずつ作業の適期は違うので、見極めが必要ですけどね(¨ ;)
そして、りんごはりんごで、満開から30日後までには荒摘果を済ませる。
不要な実を落として本当に必要な実にしっかりと養分を届かせる為だけではなく、来年に良い花芽をつかせる為でもある摘果。
単純なように見えて、大事な大事な作業なんですよね、実は。。

奈月さん農事録

双子の桃の赤ちゃん♪こういうのも落とします

摘果シーズンに入ると、JAの技術指導員さんが各地域で摘果講習会を開いてくださいます。私も今年は桃とプラムの摘果講習会を受けました~。
内容は基本的なことから最新の情報まで。なにより地元を知り尽くした方々なので、この土地に合った栽培方法や作業の仕方を教えて頂けて、新人の私にはとっても心強い存在です!
地域の先輩農家さんもたくさん参加されるので、「がんばってね」と声を掛けて頂いたり♪

地域一体で農産物をつくる、という雰囲気のあるこの地域が私はやっぱり好きです(*´ー`*)
畑では今の時期ならではの光景も...。

作業中に見つけたなにかの鳥の巣と、その中には5つの卵。
3週間後にまた巣をのぞくと、まだ目も開かないヒナが、きっちり5匹いました。

奈月さん農事録

鳥のたまご

奈月さん農事録

と、たまごから孵ったヒナたち

収穫のときに「こんなこともあったな~」と笑えるように、今できることをしっかりやって、何事も楽しみながら学んでいきたいと改めて感じたひと時でした(*゚ー゚)

 

この記事を書いた人

松野奈月さん

「子どものころに家族で訪れた思い出の地・北信州に住みたい」。県北部の中野市で「地域おこし協力隊」として2年近く活躍してきた大阪出身の松野奈月さん。農業と切り離せない地域の生活や人との出会いを通じて、ついにりんご農家になる決意をしました。

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