めぐみさんの農事録
[めぐみさんの農事録]

ド新米農家Girl めぐみさん農事録 第31回

めぐみさん農事録


 

本格的な冬到来、早速積もってしまいました!

先月から始まった長芋の収穫。
先月の後半は雨が多く、収穫作業が思うように進んでいなかったところに、
今月に入ってとうとう雪が!!!

これだけ降ってしまうと、長芋掘りは厳しいので、
網や支柱を片づけたり、前日までに掘った長芋の発送作業などをしながら、
雪が融けるのを待ちます。

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「僕もお手伝いしてるよ!」

収穫には、晴れた日が1番良い!という気がしますが、
長芋の場合はそう!とも言えないんです。

山形村はさほど積雪のない地域で、冬場に晴れることが多く、
晴れた日は放射冷却でキーーーンと冷え込み、
畑の土がガッチガチになってしまうんです・・・。

そうなると、凍った土を崩すのに力が要るのと、
掘った長芋が凍った土で傷つかないよう、細心の注意を払って扱わないといけないので、
手間がかかるんです。

となると、曇りの日がいいかな?

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曇りの日は1日雪が舞っていることも多いですが、
舞っている程度で積もらなければ、問題なく収穫できるので、
雨より助かります。

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長芋作りの魅力って?

長野へ来て、リンゴの勉強をしていた頃は、
米や野菜の知識が一切なく、米も野菜も果樹もみんな農業!
と一括りに考えていましたが、
実際にそれぞれを作ってみると、天候、畑の状況によって
それぞれ違った苦労を伴うもんだ、と痛感するようになりました。

長芋は他の野菜よりも土作り、作付け、収穫すべてに手間がかかるし、
資材も必要でお金もかかります。
が、土の中で成長するので、葉物の野菜などに比べると、
風や雹などからの直接的な被害は避けることができるという利点もあります。

でも、土の中で成長しているので、どんな長芋に仕上がったのか、
収穫のそのときまでわからない・・・。

でも、でも、素晴らしい長芋が収穫できれば、
お歳暮などの贈答品として使ってもらえるんです。

贈り物として扱ってもらえる野菜って数少ないですよね。

大変な面がたくさんあっても、喜んでもらえることを考えれば、
それが大きなやりがいに繋がるので、長芋作りはとても魅力ある仕事です。

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継ぐ気満々(?!)

今年も畑と育児とバタバタしてるうちに
あっ!!!!!という間に1年が終わってしまいますが、
残りの日々も家族皆で協力しあって、畑作業、頑張ります!

 

この記事を書いた人

唐沢めぐみさん

「大好きなリンゴを作りたい!!」と唐沢めぐみさんは2009年夏に千葉県からやってきました。OL時代は土に全く触れることが無かった彼女は、人と人とのつながりに日々感謝しながら、一から農業を勉強中。2012年2月には東筑摩郡山形村の農業青年、康裕(やすひろ)さんと結婚しました。Iターンで農家になった、唐沢めぐみさんの農事録です。

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