ユーマさんの農事録
[ユーマさんの農事録]

ミライを拓く。平成生まれ・ユーマの農事録 第20回

ユーマの農事録

 

皆さんこんにちは!ユーマです。
11月に入り、いよいよ天気予報で雪の予報がでる時期になり、朝は霜がおりるようになりました。八ヶ岳も白く雪化粧し、紅葉とのコントラストがとても美しいです。不順な天気が続いていた先月と比べ、今月は晴天が続いていてとても気持ちの良い気分で日々を送っています。こんな天気がしばらく続くといいですね。皆様いかがお過ごしでしょうか。

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シクラメンは風通しの良い場所で

先月からピークになったシクラメンの出荷も段々と落ち着いてきましたが、まだまだ続いております。以前まではシクラメンには詳しくなかったのですが、今ではすっかり管理している品種名をそらで言えるようになりました(笑)。数ある種類の中で、赤やピンクなどの暖色系の品種や花のふちが色変わりの品種も好きですが、透明感のある白系の品種が一番好きです。そんなシクラメンは水がとても大好きなのですが、カビなどの病気にはめっぽう弱いという弱点があります。皆さんもシクラメンを育てる機会がありましたら、風通しの良い場所で育ててあげてください。きっと綺麗な花を咲かせてくれると思います。

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まだまだあります、シクラメン

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朝の出荷風景

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秋のおわり、夏〜秋マーガレットの出荷終盤

 

冬仕様のハウスで考えたこと

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ハウス内冬仕様

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栽培の顔ぶれも移り変わり、先月までは一年草や二年草も多かったですが、段々とラベンダーなどの越冬できる植物が多くなってきました。ハウスの中も冬仕様に変わっています。冬が厳しい長野県では、冬季の農業生産がとても難しいのですが、市場の需要に応じてどこからどこまでを手掛けるのか、とても学ぶところが大きいです。長野県の気候と農業の特徴として、日中の気温差が大きいので品質が良い農産物が収穫できることがあげられますが、出荷できる期間が短いところは、今後考えるべき課題だと思いました。

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ラベンダーたち

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香りがする品種、しない品種、いろいろあります

 

ホップ生産者、未来を語る

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キリンビール主催で行われたホップ生産者の会合

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全国の事例報告

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10月の中旬に(株)キリンビール主催でホップ生産者の会合が東京にて開催され、参加してきました。キリンさんが契約産地としてお付き合いをしている岩手県遠野市などの事例を踏まえ、これから経営作物として成立させるにはどうすれば良いのか(収量、販路、加工...etc)、議論してきました。国内のビール市場の成熟に伴い、海外産ホップとの差別化や、ビール醸造業者との品質などのフィードバックといった、国産ホップ市場がより活発になっていく兆しがあることを肌で感じました。ビールの品質も畑から醸造所、醸造所から提供される場まで、提供される場からお客様の口まで、と、農産物の価値の裾野を広げるという意味でも、とても有意義な時間を過ごしました。

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キリンビール農業博士・ホップ栽培の世界的な権威・村上博士(左)と
ビアジャーナリスト協会代表理事・藤原ヒロユキ氏

 

この記事を書いた人

齋藤由馬さん

長野県上田市、鹿教湯温泉のほど近くでリンドウをメインとした花栽培と稲作に取り組む農家のせがれ齋藤由馬さん。
JA信州うえだ青年部の活動に励む一方で、冬は酒蔵で日本酒造り、夏はホップ栽培にも挑戦するチャレンジャーです。

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