斎藤さんの農事録
[斎藤さんの農事録]

おいしいビールと農産物のある暮らし 第10回

ユーマの農事録

 

皆さんこんにちは!ユーマです。早いもので今年も残り1カ月と半月になりました。
朝晩冷え込むようになり、ここ茅野市でも初霜が降りました。八ヶ岳も白く雪を被り、紅葉が散る前から冬が来たことを実感しております。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

ユーマの農事録

霜柱

 

上田市の実家が被災して

このたびの台風19号で被災された皆様、ならびにご家族、ご関係者の皆様に謹んでお見舞いを申し上げます。
僕の故郷、上田市も台風19号により甚大な影響がありました。実家は旧丸子町で千曲川の流域ではありませんでしたが、千曲川へ流れるいくつもの支流が氾濫警戒水位まで水量が増え、土砂崩れにより国道254号線が寸断されたと同時に電線も切れ、電気・通信のインフラも止まってしまったそうです。実家の家族と連絡が取れたのも台風が過ぎた3日後のことでした。幸い家族も無事で、地域には実家も含め農家が多いため食料や水の備蓄もあり、ご近所の方々と難を乗り切ったそうです。
僕はこの話を後日家族から聞いたとき、災害などの非常時に一番心の安定につながるのは家族がいること、それとやはり「食料」があることなのではないかと思いました。今は飽食の時代と言われているくらい、いろいろな食べ物を好きに食べられる時代ですが、僕がかつ丼を食べられるのも豚を大切に育てていらっしゃる養豚農家さんがいて、お米を大切に育てていらっしゃるお米農家さんがいるからできることなんだな、と改めて思いました。本当にありがとうございます。平均気温が上がることで、災害への備えが必要になってくるこれからの時代こそ、食料を供給する農業の価値が一層高まっていくのではないかと思います。農業は間違いなく日本国の支えなんだな、と実感した出来事でありました。

 

蓼科山麓での休日

ユーマの農事録

 

今年から入会させて頂いた蓼科スキークラブの活動の一環で、10月26日にスキー場「ピラタス蓼科スノーリゾート」の草刈りのお手伝いに行きました。山頂までリフトで登り、草刈りをしながら下までおりていきます。

ユーマの農事録

上級コース担当で、思った以上に急傾斜でした。笑

標高2000mを超えているので、作業開始前はとても寒かったのですが、作業を始めると同時に今度は暑くなり、汗だくで草刈りをしました。無事に作業を終えることができ、今年は久しぶりにゲレンデでスキーをしたいと思いました。

ユーマの農事録

 

10月31日から11月1日にかけては、知人と共に蓼科山に登ってきました。お世話になっている山小屋が今シーズンの営業を終了するとのことで、ご挨拶を兼ねての登山でした。蓼科山に登るのは2回目で、初めて登山したのは小学生の時の登山学習のときでした。約20年ぶりに登ったところ、思った以上に傾斜がキツく、鎖場もあり、よく小学生で登ったよな~、と改めて当時のことを思い出しました。笑

ユーマの農事録

 

なんとか山頂まで登り、蓼科山頂ヒュッテの方にご挨拶をすることができました。両日ともに晴天に恵まれ、最高の休日を過ごさせて頂きました。山は本当に面白いです。これからも安全に山を楽しめるように勉強していきたいなと思いました。

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蓼科山から見える八ヶ岳連峰

この記事を書いた人

齋藤由馬さん

国内外のクラフトビールを研究後、「誰もが楽しめるビールを造ろう」と八ヶ岳の麓でビール造りに励む齋藤由馬さん。
従来の農家の枠から飛び出し、ホップ栽培から醸造、販売までを手がけるブリューワーに転身。信州茅野からおいしいライフスタイルを提案します。

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