岩垂さんの農事録
[岩垂さんの農事録]

オレさまの安曇野 風雲 農事録 最終回

連載※長野県安曇野市三郷(みさと)地区で、農家家業をついでリンゴを作りはじめて8年目となる岩垂和明さん(44歳)が、幾多の押し寄せる誘惑や困難を乗り越えて時として風雲急を告げる月々の農事を綴ります。


え〜〜っと、

最終回となった今回は、いったいどんなことから書こうかと考えたのですが、

結局こんな感じの書き出しになりました。^^;

ま、なんだかんだでいつもの農事録と一緒です。

早いもので、
気がつけばもう12月もあとわずか。

11月までは何かとにぎわっていた畑も、12月になり一気に閑散としてきました。


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閑散とした畑にいると、
ちょっと寂しくも感じますが、

その分世間の喧騒から離れて落ち着けるので、
案外好きだったりもします。

というか、

結局、春夏秋冬、
どのりんご畑も好きなんだよな。

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れ遅れになったりんごの収穫・出荷作業も、12月の半ばには落ち着いてきました。

使ったコンテナ(りんごを入れる箱)も収納。

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コンテナ、実はこの3倍ほどあります。(最近は選果が早いので全部は使いませんが)

畑の方も、ほぼ片付きました。
それにしても今年は忙しかったですね。ホント。
仕事も落ち着いてきたので少し休みたいところではありますが、今年の仕事が終わると直ぐに、もう来年の準備がはじまります。
来年のための土づくりを開始!

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そして、肥料が撒き終わると、冬の間のせん定から始まり、春から夏にかけて摘果をし、夏の後半から秋にかけて葉摘みをして収穫する。
りんご作りをしている限り、このサイクルが毎年繰り返されるのです。

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あって2009年2月より書き始めたこの農事録。
りんご作りの1年間のサイクルを、足掛け4年にわたって書いてきました。
毎月更新していくのは思いの外大変な作業で苦労もありましたが、でも楽しくもありました。

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僕はこう思っています。

フツーの人は、りんごがどれだけの作業や過程を経て収穫されるのか、作り手がどれだけの想いや喜怒哀楽の上に収穫に至るのか、あまり知らないし、知る機会も少ないですよね。

そんな人たちに少しでも、そのストーリーを知ってもらえれば、よりりんごも美味しく食べてもらえるんじゃないかと。

そして、作り手である僕らも、それをみんなに知ってもらい、共感してもらうことがうれしく、仕事のやりがいにつながるのです。

この農事録で、そんな想いを伝える機会を与えていただいたこと、感謝しています。m(_ _)m

ま、農業と関係ないこともいっぱい書いて来ましたがね・・・^^;

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そして何より、読んでいただいたみなさん、本当にありがとうございました!

特にtatsuhimeさんはじめ、コメントをいただいたみなさんには深く感謝しております。
書くにあたり、コメントをいただけたことは本当に力になりました。
m(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m

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の農事録は今回で最終回となりますが、次回からはまた新しい農家さんのストーリーが始まります。

りんごとは全然違うジャンルになりますが、きっと面白いですよ。乞うご期待!

最近はブログの更新を、ずーーーっとサボっておりましたが^^;、今回を機にちゃんと再開する予定です。(facebookは随時更新中!)

これからもりんごに込めたストーリーを発信していきますのでよろしくお願いします。
岩垂くんちの農事録のつづきはそちらにて。
ということで、
それではみなさん、

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またどこかで会えることを楽しみにしています!


Special Thanks to:
最初の担当で農事録のことを色々と教えてくれて、打ち合わせでは関係のない話で盛り上がった小岩さん。二番目の担当で、ある打ち合わせのときに自分の夢を語ってくれて、結局その夢に向かって進んで行った柳澤さん。今の担当で安曇野市出身、プライベートでも一緒に飲みに付き合ってくれ、おそらくこれからも付き合ってくれるであろう古田君。他に、直接ではないけれど農事録を支えてくれたみなさん。
そして、
何よりも僕がこの農事録を書くという機会を与えてくれた北山耕平さんに。
心からの感謝をこめて、ありがとうございました。
m(_ _)m


バックナンバー
●  オレさまの安曇野 風雲 農事録(第46回〜第1回)

あわせて読みたい
●  I'm a farmer! (岩垂和明さんの個人ブログ)
この記事を書いた人

長野県安曇野市三郷(みさと)地区で、農家家業をついでリンゴを作りはじめて8年目となる岩垂和明さん(44歳)が、幾多の押し寄せる誘惑や困難を乗り越えて時として風雲急を告げる月々の農事を綴ります。

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