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日本一のセルリーを食べて、高原の夏を感じよう

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夏本番、ジメっとした空気と暑さで夏バテしそうな時に食べたいのは、シャキッと新鮮な野菜ですよね。キュウリ、トマト、セルリー・・・いろいろあります。

ところで、セルリーって?誰でも知っている野菜なのに、セルリーのことについて全然知らない!( ̄O ̄;)
品種ってあるのか?どうやって栽培されているか?セルリーの真相を突きとめに、原村のセルリー農家を訪ねることにしました。


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標高1,000メートルで育つ日本最高のセルリー
八ヶ岳と諏訪湖の間に広がる標高約1,000メートルの高原に原村はあります。取材日はあいにくの曇り空でしたが、晴れていれば、八ヶ岳がきれいに見えるはず。青い空をバックに、広がる山麓、その間から見える諏訪湖、澄んだ空気、一面に広がるセルリー畑・・・ここ原村は、夏場のセルリー生産日本一なんです!
原村を管内とするJA信州諏訪の夏秋期におけるセルリーのシェアは、なんと全国の90%!原村の他にも同JA管内の茅野市、富士見町で栽培されていますが、温暖化の影響で、徐々に茅野市からより標高の高い原村へと産地が移行してきました。

ところで「セルリー」って?・・・そう、「セロリ」のことです。同産地ではみなさん「セルリー」と呼んでいます。

野菜専門委員会委員長を務める永田廣幸さん(65歳)とその奥様のせつ子さん(59歳)は、原村でセルリー栽培をはじめて30年。2人の息子さんとそのお嫁さん、研修生等、みなさんで5haのセルリーと30aの野菜を栽培しています。 収穫の最盛期でお忙しい中、セルリーについて教えてくださいました。

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この高原で生まれた種を手塩にかけて育てます
セルリー栽培は、温度管理がとても大事。温暖化の影響で、栽培が難しくなってきています。JA信州諏訪では、「諏訪3号」という諏訪独自品種のセルリーが栽培されているのですが、この種を生産している農家はなんと2軒のみ!この種をもとにしてJA信州諏訪管内のおいしいセルリーが育てられ、全国に出荷されているんです。

selery-20130713-4.jpgハウスものセルリーは、12月上旬から種まきが始まります。
種をまいた1ヶ月後に、顔を出した小さな苗を1本ずつ育苗用のプラグポットへ移植し、さらに1ヶ月後に10cm位のポットへ植替えます。それがまた1ヶ月ほど経つと、ポットの中はセルリーの根がびっしりと張り巡らされるようになります。種まきから約3ヶ月ほど経ったこのタイミングで、畑へ定植します。
selery-20130713-10.jpg定植後に、セルリーの周りに藁(わら)を敷くのがミソ。藁(わら)を敷くことで、温度を下げる、保水効果、泥はね防止などの効果があるそうです。それからおよそ40〜50日後、芽かきという作業を行います。芽かきとは、セルリーの最初の株の周りにも小さな芽が出てくるので、親株を大きくするために、手作業で後から出た周りの芽を取り除くこと。また、セルリーはカルシウムが不足すると芯腐れを起こしてしまうため、塩化カルシウムの散布も、何度か行います。


おいしさの秘密はこの高原の気温と水でした

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セルリーは、15度以上〜25度以下が適温とされています。温度が低いと、芯と呼ばれる中心の部分が無くなったり(芯なし)、芯が2つあるといった現象が発生してしまいまうのですが、これは収穫するまで分からないのです。また、低温だと花が咲いてしまい、そうなると出荷できなくなってしまうという事です。なるほど、セルリーは花を咲かせないように栽培されている野菜なんですね!
セルリーの90%近くは水分が占めているため、水の管理も欠かせません。この地域では、かん水設備が整備されており、セルリー畑には水をまくためのパイプ管が並んでいました。永田さんの畑では5分〜10分程、2列ずつ(10畝(うね))くらい水をまくため、なかなか根気のいる作業です。

selery-20130713-6.jpg芽かきをして1ヶ月ほどで収穫の時期を迎えます。温度管理に気をつけなければならないセルリーの収穫は、なんと夜中の1時頃から朝にかけて行われます。暗がりでヘッドライトをつけての収穫作業を指して、「セルリー畑に大きなホタルが飛んでいるかのような光景なのよ!」とせつ子さんが楽しそうに話してくださいました。気温が上がると水分が抜けてしまうため、夜収穫されたセルリーを朝のうちに集荷場に運びます。

selery-20130713-7.jpg収穫に使っている包丁は、太いセルリーをスパッと切るために毎日しっかりと研いでおくので、たいへん擦り減った年季のはいったものでした。収穫されたセルリーは、きれいに洗って「鮮度保持フィルム」という空気は通して水は通さない特殊なフィルムに入れて出荷されます。このような様々な工夫が積み重なって、あのみずみずしさが保たれているんですね!セルリ―栽培は、種まきから収穫まで生育期間がなんと約半年もかかります。


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ハウスで栽培されたものは5月頃から出荷が始まりますが、7月中旬から8月が露地物の収穫最盛期です。11月頃まで出荷が続きます。
JA信州諏訪の営農部によると、今年のセルリーは空梅雨の影響で、生育にバラツキがあるものの品質は良好とのこと。生産量は平年並みで、今は昼夜の寒暖の差があるため順調に推移しており、美味しいセルリーができているそうです。


400号キャンペーンにも登場します
そして、なんと当ブログ400号記念キャンペーン第2弾のために、JA信州諏訪よりご提供いただいた「JA信州諏訪産 高原野菜&浅漬けの素詰め合わせ」に、このセルリーも入っております!!ブログを読んで、クイズに答えて、信州の農畜産物をゲットしましょう!
応募は7月31日からスタートしましたので、どしどしご応募ください!!
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セルリーのオススメの食べ方を尋ねたところ、「やはり、生で食べるのが一番だよ!」とお二人とも断言されました。セルリーの香り、歯ごたえを味わうには、生のセルリーに味噌マヨネーズ(お好みで砂糖を入れて)をつけるのが定番。このほか漬物や和え物、炒め物にしてもなかなかイケそうです。
セルリーの葉も、もちろん食べましょう。そのまま天ぷらにしたり、かき揚げなど。たくさん採れる産地では佃煮にもするそうです。

せつ子さんは、「北部ガールズファーム」という農産物加工グループを結成していて、セルリーの商品開発もされています。セルリーのスイーツ!?を開発中だそうですが、どんなお味がするのでしょう?商品化されるのが楽しみですね。
家庭で簡単に作れる「セルリー入りパウンドケーキ」のレシピを特別に教えて頂きましたので、是非お試しください!


せつ子さん考案
「セルリー入りパウンドケーキ」の作り方

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【材料】
セルリーの葉・・・50g
砂糖・・・80g
卵・・・2個
米粉・・・125g
ベーキングパウダー・・・小さじ2
溶かしバター・・・大さじ3

【作り方】
(1) セルリーの葉をフードプロセッサーに入れて細かくする。
(2) (1)に他の材料を入れ、よく混ぜ合わせる。
(3) 型に流し入れ、180度のオーブンで20分位焼く。(※オーブンの種類により焼き時間は異なります)


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