果物

信州リンゴの新しい味わい方『毎日アップル』

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冬になれば毎日のように食べているリンゴ。こんな美味しい果物をいくらでも食べられる長野県に暮らす私たちは、なんて幸せなんでしょうと、毎年この季節には思わずにいられません。ところで先日、そのリンゴが並ぶ隣に、リンゴのドライフルーツを見つけました。しかも袋には「長野県産りんご100%使用」と書いていあるではありませんか!果たしてどんな味?と、味を知りたいというより、確かめなければならない使命感のようなものに心を揺さぶられ、試食を一つ、おねだりしてしまいました。

手に載せてもらったそれは、うっすらと雪化粧をし、まるで長野県の冬景色のような姿。口に入れればサクサクとした歯触り、そしてリンゴの甘さと、ほのかな酸味 ―「んっ?、☆!!これはなかなかに美味しいじゃありませんかっ!」この美味しさは多くの人に是非とも知ってもらわねば!と思い、早速この商品を生み出したところを探り当て、県北部は須坂市にある社団法人 長野県農村工業研究所へ向かったのです。

サクサクと心地よい食感。サラリとした甘さ。
商品の開発に携わった農業開発研究部次長の竹内正彦さんは言います。「目指したのは、リンゴをスナック感覚で気軽に食べてもらえることです。そしてサクサクした歯触りは、自然界にも多く存在しているトレハロースと乾燥技術によるものなんですよ。これによって砂糖の4分の1程度にまで甘みが抑えられ、サラリとした甘さとなったうえに、果肉もソフトな食感に仕上げることが出来ました」
確かに、ドライフルーツ特有の果肉の硬さや喉に訴えるような甘さ、そして手をベタベタとさせる糖分とは全く違うタイプのドライリンゴです。

原料にも製法にもこだわった自信作
さらにこのドライリンゴには、数々のこだわりが詰まっていました。
それは長野県という地元の原料産地にこだわり、安全で、安心して食べられる製品を目指したこと。現在出回っているドライフルーツの多くは、外国産の原料を使用し、いろいろな添加物が使われているという実態。そこで独自の技術を開発しその製法によって、色味や食味を良くするなど安全に配慮した開発がおこなわれたほか、生のリンゴに多く含まれる食物繊維やカリウムなどの栄養成分が、加工後も豊富に残ったままになっている点も特徴なのだそうです。

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こだわりの製品づくりは安全面ばかりではなく、美味しさへの追求にもありました。通常、加工用に使用されるリンゴといえば、傷がついたり生食用に向かないものと思われがちですが、ここで使われるリンゴは一番美味しい時期に収穫した、生食用としての美味しさをもつものばかり。というのもリンゴそのものの美味しさと食感の良さを出すためには、新鮮で美味しいリンゴが欠かせない条件だったからです。また、ドライフルーツとしての味と食感を最適なものとするために、品種に対してもこだわり、長野県でつくられる多くのリンゴの品種のなかから厳選された結果、"ふじ"と"シナノゴールド"が使われることになったのです。
色味、食感、風味、栄養成分、原料の鮮度、厳選された品種、さらにはその熟度や成分分析など、様々な研究によっておよそ2年もの歳月をかけて完成したこだわりのドライリンゴ。このドライリンゴを生み出した長野県農村工業研究所の農業開発研究部長で農学博士でもある深井洋一さんは「長野県の美味しいリンゴを多くの人に食べてもらいたいですね。生のまま食べるだけでなく、加工品としての魅力も知ってもらい、その可能性を高めたいです」と話します。これまでリンゴを使った加工品といえばジュースが多かったなか、更なるリンゴの魅力発信を目指し目をつけたのがリンゴのドライフルーツで、こうして体に優しく、食べて美味しいドライリンゴが生まれました。

おいしいリンゴ1個分が1袋に
安全で安心できる材料と製法にこだわった高品質なこのドライリンゴは、ジューシーなリンゴの美味しさをギュっと凝縮して封じ込めた半生タイプのドライフルーツとして好評発売中です。仕事や家事、スポーツや勉強の合間に、そして旅行や登山のお供に、ちょっとひと口の糖分補給に最適です。軽くて持ち運び便利な小袋サイズなので、ポケットにそっと忍ばせて、いつでも何処へでも携帯できそうですね。コンパクトなこの一袋には、なんとリンゴが丸ごと1個分入っているということです。

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このドライリンゴは「毎日アップル」という商品名で、1月24日から期間限定で、JR東日本リテールネットが展開する首都圏構内のコンビニ「NEWDAYS(ニューデイズ)」さん、または「キオスク」さんで販売中。また関東一円で展開するスーパーマーケット「マルエツ」さんでは「シャリッと新食感」という商品名で売られています。さらに、銀座三越さん9階「みのりカフェ」さんでも、お買い求めいただけます。

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お茶やコーヒー、紅茶、お酒などにも相性が良さそうなこの半生ドライリンゴ。年間を通して販売されていますので、生のリンゴが手に入らないシーズンにもどうぞ毎日のリフレッシュにお役立てください。
また地元、須坂市内にあるコモリ餅店さん
(電話:026-245-0528) では、
このリンゴセミドライを使った、その名も『須坂フルーツおこし』が販売されています。

こちらは の記事です。
農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。

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