自然のなかの無数のゆりの花の咲く森の奥へ

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大型の台風6号の影響で、長野県内も久しぶりに雨が降り、気温が下がりましたが、今度は大雨や風の影響で被害が出ないかどうかが心配の種です。それにしても、先週は長野県内でも35度以上の猛暑日が続き、8月を前に早くも夏ばて気味。節電の夏、これからも暑い夏が予想される中、今年はぜひ山と森、湖に囲まれた信州のリゾートで一時を過ごしていただくことをおすすめします。

今回紹介するのは、ゆり園です。数ある長野県内のゆり園の中から、県中部山梨県境の富士見高原リゾートのなかにある「富士見高原 ゆりの里」を選びました。中央自動車道小淵沢インターを降りて10分ほど。首都圏からのアクセスも良好な標高1200mから1400mに広がるゆりの里です。開園期間中はJRの富士見駅や小淵沢駅から無料送迎バスも運行されています。この場所ですが、冬は富士見高原スキーリゾートとして、夏は1万本500万輪の花を咲かせるゆりの里として賑わっています。

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ゆり園は3ブロックあり、入園してすぐの広大に広がる「ロマンスゆり園」、幻想的な雰囲気の「白樺ゆり園」、気分爽快な「展望ゆり園」があって、ゆっくり散策すると2時間はかかります。特に朝夕は鳥のさえずりや涼しい風に気持ちよさを満喫できること間違いなしです。

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関係者に聞いたところ、今年は約1週間程度花の開花進度が遅れているようで、取材した先週末7月16日には最も標高の低いところ(1200m)にある「白樺ゆり園」できれいな花が咲き誇っておりました。これでもまだ3から4分咲き程度。開花が遅れている分、夏休みには、全エリアで相当数の花を楽しむことができると思われます。本当に楽しみです。ちなみに今週は「ゆりの里 早朝撮影会」が開催されます。日が昇った直後のゆりの園を見る絶好の機会でもあります(1日限定30名程度)。申込はゆりの里ホームページから。

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見頃になりつつある「白樺ゆり園」、まさに高原のゆり園とはこういうイメージであるをそのまま感じさせてくれる場所、木々の間に咲き誇るゆりの姿は見事のひと言です。愛知県からの観光客の方に「今まで見た、どのゆり園よりもすばらしい。白樺とのコントラストもきれい」といわせたように、一見の価値ある素晴らしい場所です。毎年フォトコンテストも催されており、はずせないスポットのひとつにもなっています。

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さて、これからの季節は、展望リフトに乗って、標高1400mの展望ゆり園の花を楽しみつつ、眺望を味わうことをおすすめします。ゆり園からの眺めもすばらしいですが、せっかく登った方は、隣接する「富士見高原創造の森」の散策は絶対に外せません。

ちょうど鼻の頭をかたどったような「鼻戸屋(はなどや)」という場所に広がる憩いの森は、とにかく涼しいし快適です。森内に点在する彫刻も注目ですが、「望郷の丘広場」「望岳の丘広場」からは、天気がよければ富士山、南アルプス、諏訪湖、遠く北アルプスも望めるでしょう。あいにく取材日には靄(もや)がかかっておりましたが、富士見高原の森にむかって深呼吸したい気持ちよさです。

ちなみに8月末まで続くキャンペーン「花めぐやつがたけスタンプラリー」のスタンプ設置施設に指定されており、「入笠山の山野草」、「井戸尻考古舘の古代ハス」、山梨県北杜市「ハイジの村」とあわせて、この夏を、快適に涼んで楽しんでいただきたいと思います。

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関連するサイト:

 富士見高原ゆりの里
 長野県諏訪郡富士見町境12067
 開園期間:7月中旬から8月中旬
(開花状況により変ることがあるので詳しくはお問合せ下さい)
 時間:9時から17時
 TEL:0266−66−2932
 入園料:大人1000円、子供(3歳から小学生)300円<リフト代別途>
 ・富士見高原ゆりの里公式ホームページ

 ・入笠湿原

 ・井戸尻史跡公園 花だより

 ・花めぐやつがたけスタンプラリー

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