地元のぶどうが大好きだから。大きなぶどうの絵を描こう!

大きなぶどうの絵を描こう

夏真っ盛り! 厳しい暑さが続いています。
この暑さの中、間もなく実りを迎えるのが「ブドウ」です。
8月の中旬から「巨峰」、続いて「シャインマスカット」「ナガノパープル」など、信州を代表するブドウの収穫が始まります。

ブドウ日本一☆に輝いた信州中野

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シャインマスカット

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ナガノパープル(写真提供:JA中野市)

長野県北部に位置する中野市は、ブドウ栽培が盛んです。
降水量が少なく、昼夜の温度差が大きいため濃厚な味を生む果樹栽培の適地。 
甘くておいしいブドウをつくる生産者が多く、全国から注目されています。
今回ご紹介するのは、ブドウはブドウでも、食べるブドウではなく、子どもたちが描いた「大きなぶどう」です。

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30年以上前に描かれたと言われる前代の壁画

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新しい壁画の原画デザイン

信州中野ぶどう応援プロジェクト実行委員会が、夏休みワークショップ「大きなぶどうの絵を描こう!」を企画し、8月5日、JA中野市ぶどう集出荷センターで、6m×5mの大きな壁画を制作しました。

実行委員会で事務局の水橋絵美さんにお話をお聞きしました。
「今年(2017年)、JA中野市ぶどう部会が、『第46回日本農業賞大賞』を受賞しました。それを記念して、今ある壁画を新しくできないだろうか、とJA中野市からお話がありました。中野市はブドウの名産地です。生産者さんからお話を聞くこと、食べること、絵を描くことなどを通して、子どもたちにより身近に『信州中野のぶどう』を感じてもらい、全国にPRするきっかけになれば、と今回の企画を提案しました。絵のデザインは、生産者さんやJA中野市の担当者さん、地元で子育てをしている友人やデザイナーさんなどと相談して決めました」

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周囲の山々や川が描かれた下絵

絵を描く前に、JA中野市の営農技術員・清水達哉さんが、「3分でわかるブドウのお話」と題して、ブドウができるまでを分かりやすく説明してくれました。

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ぶどうを描いて、ブドウを食べよう!

壁画制作の注意点を聞いた後は、いよいよ制作タイム。
家族・友人でチームを組み、大きなキャンバスの担当する箇所にペンキで色を塗っていきます。

大きなぶどうの絵を描こう

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二度塗りで丁寧に

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フレッシュな「ぶどう」できあがり!

まず、絵の主役「ぶどう」を紫色と黄緑色のペンキで塗ります。紫は巨峰やナガノパープル、ピオーネ、黄緑はシャインマスカットをイメージ。
皆、丸い実の枠からはみ出さないようにと気をつけて、塗ったところを踏まないように慎重に移動します。

休憩時間には、種なし巨峰やシャインマスカット、スイカの差し入れもあり、子どもたちは大喜びでした。

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「いただきます!」。あっという間に「ごちそうさま〜」笑

農作業中に出会った景色を描き込んで

続いて、たわわに実ったぶどうの周りに集まる動物たちを塗ります。幹の上にはリス、下にはキツネ、シカ、ウサギ、タヌキ、クマ、キジ。青空には虹。そして、チョウゲンボウ(会場近くに集団繁殖するハヤブサ科の鳥)とチョウチョが飛んでいます。
動物は細かい部分や何種類もの色があって、ちょっと大変。

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色塗りが進むにつれて、ますます慎重に動かなければなりません。時々、スタッフ自ら「あっ! 踏んじゃった...」という場面も(笑)。

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子どもたちが作業を終えた後、スタッフが細かい部分を整えます

子どもたちの「手」で完成させよう

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さあ、最後の仕上げです!
壁画のまわりに、子どもたちの手形とブドウの葉っぱのスタンプをつけます。
子どもたちが壁画のまわりにスタンバイ。ピンク、オレンジ、青、白、黄緑などのペンキを手につけて、「せーの!」でスタンプしました。
大人たちは、ブドウの葉に茶色のペンキを塗り、スタンプ。

大きなぶどうの絵を描こう

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子ども35名、大人35名が共同で制作した「大きなぶどうの絵」が完成しました。
記念写真をパチリ。

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水橋さん「今日はどうでしたか?」
子どもたち「楽しかった~!」

完成した壁画は、8月中旬にJA中野市ぶどうセンターに設置されます。
中野市へお出かけの際は、「大きなぶどうの絵」を見に足をのばしてください。(マロン)
※ワークショップの写真は、ブルーシートの影響で全体的に青みがかっています。

【壁画の見学について】
7月〜10月の出荷繁忙期間中は、JA中野市ぶどうセンター定休日の土曜日に見学をお願いします。

※7月〜10月下旬はブドウの出荷が大忙し。敷地内には大型トラックが常駐し、一般の方の立ち入りは危険です。定休日以外の日は、ぶどうセンター前の歩道から見学してください。11月〜6月は、いつでも見学可能です。

JA中野市

この記事を書いた人

マロン

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