JA長野県役職員連盟信用部会と県信連は6月上旬、長野市のJA長野県ビルで「2018年度長野県JAバンク推進大会」を開いた。農業所得の増大と地域活性化の実現に向けた「JAバンク自己改革」の完遂と、顧客本位の業務運営による農業と地域利用者をつなぐ金融サービスの強化を誓った大会宣言を、満場一致で採択した。
同連経営管理委員会の雨宮勇会長は「JAを取り巻く環境は、一層厳しさを増している。JA・JAバンクが今以上に地域の皆さまに必要とされる存在となるため、事業目的と危機意識を共有し、総力を結集して一体的な取り組みをしてもらいたい」とあいさつした。
昨年度JA金融事業で優秀な成績を上げたJA・金融店舗や、金融事業功績者として長年にわたりJA金融事業の発展に貢献した個人を表彰するとともに、渉外活動の活性化と目標達成意欲の向上を目的とした「優績渉外担当者コンクール」で61人を表彰した。
県JAバンクは、農業者との一層の関係強化を実現し、農業メインバンクとしての地位を堅守するとともに、生活メインバンクとしての機能・態勢をさらに強める。組合員や地域の利用者から支持される、安定的な金融サービスの提供によって信頼を高め、将来にわたる信用事業基盤の維持・確保に向けて取り組む。
JA金融事業競進会表彰結果は次の通り。
◇組合員戸数1万2000戸以上の受賞JA▽最優秀賞＝JA上伊那▽優秀賞＝JA松本ハイランド▽優賞＝JAみなみ信州
◇組合員戸数1万2000戸未満の受賞JA▽最優秀賞＝JAあづみ▽優秀賞＝JA中野市▽優賞＝JA長野八ケ岳