組合員と信頼関係を

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グループで演習する参加者

JA長野県くらしのセンターは7日、小諸市のJA東信会館でJA自己改革に向けて話し合いの技術を学ぶ、ファシリテーション研修会を開いた。県内JAの支所長や組合員組織、協同活動担当者らが対象で、15人が参加。8日は松本市のJA中信会館で開き、26人が参加した。
JA自己改革では、農業者や組合員とのしっかりとした対話活動が求められている。手法を学び実践することで、組合員との信頼関係を築き強化することが狙い。
ファシリテーションとは、人々の活動が容易にできるよう支援し、うまくことが運ぶようかじ取りをすること。この機能を担う人がファシリテーターだ。
NPO法人日本ファシリテーション協会の杉村郁雄さんを講師に、ファシリテーションの手法やファシリテーターの役割などを学んだ。
ファシリテーターは、話し合いなどで人や意見に対して中立的な立場でプロセス(過程)を管理し、チームワークを引き出し成果が最大となるよう支援するのが役割。そのための四つのスキル(1)話し合いができるように準備を促す(2)安心して話ができる環境づくりを促す(3)話し合いの整理を促す(4)合意形成できるように促す―を演習を交え習得した。
同研修会は、県内4カ所で行う。今後は、7月9日に長野市のJA総合研修所、10日に伊那市のJA上伊那本所で開く。

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