繁殖牛全7頭が合格

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牛を見ながら体形を確認した勉強会

JA長野八ケ岳肉牛部会はこのほど、和牛の高等登録審査と勉強会を開いた。管内の高等登録資格を持つ7頭の繁殖牛が審査を受け、全ての繁殖牛が合格して高等登録された。今回登録された繁殖牛は地域や経営の中で和牛改良の中核となる。4年後に鹿児島県で開かれる全国和牛能力共進会に向けて、新たな地域の特色を出せる血統改良をしていく。
高等登録は、繁殖牛の登録区分では最高位に位置付けられ、血統、体形、繁殖成績、産子成績、育種価条件、不良形質に関する資格条件を満たした繁殖牛だけが登録される。
審査会は昨年に続いて2回目で、審査員として全国和牛登録協会の穴田勝人専務、JA全農長野の村山壮一松本肉畜販売所所長、柴原茂雄考査役を招いた。全頭が合格して、高等登録された繁殖牛の生産者は喜びの表情を見せた。勉強会には24人が参加した。穴田専務が牛の系統的な流れや血統の特徴、体形の美点や欠点を解説し、どのような体形の繁殖牛が優れているか説明した。参加した部会員は「学んだことを自分の牛群改良に生かしたい」と意欲を高めていた。

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