自然と触れ合い、豊かに育って

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基金の支援を活用したジャンボカボチャの栽培体験

JA長野信連は「公益信託JA長野信連自然ふれあい教育振興基金」を通じて、子どもたちの農業体験や自然観察、動物飼育、学校の農園・花壇・施設整備などを支援している。
この基金は、同連の創立50周年を記念して1998年に設立、始められたもの。自然との触れ合いによる子どもたちの豊かな人間形成を目的とし、県内の小学校、特別支援学校の自然・環境への理解を深める活動に対し助成している。2016年3月には、3000万円の追加拠出を行っている。
これまでの交付回数は19回を数え、学校で取り組む米や野菜の栽培費用、野鳥や動物観察費用など、県内延べ317校へ約1億300万円を助成してきた。
2月26日に、21回目となる同基金運営委員会をJA長野県ビルで開き、20回目の助成先の選定について議論した。県内15校へ約580万円の助成を決めた。
西村総務部長は「現在の助成金利用校は県内小学校で約70%、特別支援学校については100%となっているが、今後はより多くの小学校に利用してもらえるように基金の周知をしていきたい」と、小学校などの助成金の積極的利用に期待を寄せている。

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