リンゴ苗木 受託生産始める

JA上伊那
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接ぎ木作業をするJA菜園の従業員ら

JA上伊那のグループ会社で農産物の生産販売を行うJA菜園は、今年からリンゴ苗木の受託生産に乗り出した。生産するのは、県内で近年、導入が増えている「高密植わい化栽培」の専用苗で、供給拡大が求められている苗木。生産現場のニーズに応え、地域の果樹振興に貢献する狙いだ。
高密植わい化栽培は、専用苗(台木に「M9」を使った自根のフェザー苗)を密植し、定植2年目から収量が期待できる栽培方法で、密植のため苗木が多く必要となる。今後も面積拡大による需要の増加が見込まれることから、同社はJA長野県営農センターの事業を受託し生産を始めた。
2月上旬には同社の作業場で、1回目の接ぎ木作業が行われた。営農センターの職員から作業上の注意点などの説明を受けた後、同社の従業員7人が分担しながら慎重に作業した。
同社では、県農業試験場で開発された新品種のリンゴ「長果25(シナノリップ)」や「シナノゴールド」、「ふじ」などの1万本の苗木の生産を計画している。接ぎ木作業は2、3月にかけて行い、苗木を4月下旬に畑に定植、11月に掘り取って出荷する予定だ。
同社の有賀和幸取締役は「リンゴ苗木の生産によって地域の果樹振興に貢献したい。同社の事業拡大と経営安定にも結び付けばうれしい」と期待を話した。