共感生む、自己改革を

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講演をする松岡氏

JA長野中央会は17日、安曇野スイス村サンモリッツ(安曇野市)で非常勤役員研修(後期)を開いた。県内の15JAから約320人の非常勤役員が参加。JA役員として、地域農業の振興に役立つ知識や情報の収集、JAの使命や今日的役割などについて深掘りすることを目的に、年2回開いている。
前期に続き「(JAの)自己改革」がテーマ。JA組織の創造的自己改革の実現に向け、組合員や役職員を巻き込んだ事業・活動への展開方策とJAの役割を再認識した。
研修では、農林年金の松岡公明理事長が「農協の『自己改革』をどうすすめるか」と題し講演。農協運動や農協の使命を再確認し、JAが進める自己改革へ提言した。「組合員目線とは、組合員の不安や課題に応えること。共感は共感を生み、そこから新しい共同やネットワークが生み出される。価値の共有を通して協同組合運動の再構築を図るべだ」と呼び掛けた。
JA長野中央会の武重正史参事が「JA長野県グループの自己改革の実践に向けて」と情勢報告をした。政府が示す農協改革集中推進期間の確認をしながら、JA自己改革にグループの総力を挙げて一体となった取り組みの必要性を訴えた。

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