6次産業化推進、先進事例を視察

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永井農場を見学する参加者

中野市とJA中野市が開く「信州なかの農業経営塾」は、先進経営体を視察した。6次産業化や遊休荒廃地の活用に、先進的に取り組んでいる県内の事例から学ぶことが目的。市内の若手農業者や同塾の講師、中野市とJA職員ら合わせて13人が参加。
長和町の農事組合法人信濃霧山ダッダンそばと東御市の株式会社永井農場を視察した。
信濃霧山ダッダンそばは、苦味が強く食用に適さないと言われていた「ダッタンそば」を、高い健康成分はそのままに苦味がほとんどないそばに仕上げ付加価値を付けた。
永井農場は、生産だけでなく、加工・販売にも力を入れている。スーパーや百貨店への直販や自社ブランドを立ち上げ、自社農産物をPRしている。
若手農業者は「昨年8月から経営塾に参加し、経営計画の重要について学んできた。視察で計画を立てるだけではなく、そこから実行に移す勇気と行動力が必要だと学んだ」と話した。

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