北信越の法人一堂に

信越・北越5県の農業法人協会は26日、長野市で北信越ブロック農業法人研修交流会を開いた。各県の農業法人経営者や関係機関の役職員ら133人が参加。水田農業経営をテーマにした基調講演や意見交換などを通じて研さんを深めた。
経営者としての資質向上や、会員同士の情報交換と交流が目的。長野県農業法人協会が今年度の幹事で、同協会の設立20周年式典も合わせて開いた。
月刊誌『農業経営者』の昆吉則編集長が「水田農業崩壊を経営者としてどう対処する?」と題して基調講演をした。
2018年産からの米の生産調整見直しなどに触れて、「今後も今と同じ交付金が続くという考えは危険だ」と指摘。子実用トウモロコシを例に、水田に畑作技術体系を導入する重要性を説明して「農業経営者とは、経営資源を生かし、常なる革新で地域や社会に新しい未来をつくり出していく者のことだ」と強調した。
研修交流会は27日も開き、長野市の「信州バイオファーム」、須坂市の「永田バイオ研究所」などを視察する。

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