健康寿命 伸ばそう、乳和食を指導

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乳和食について話す小山さん(右)

JA長野中央会とJA全農長野などは8月31日、安曇野市の安曇野スイス村ハイジの里で2017年度助けあい組織活動推進研修会を開いた。JAの助けあい組織活動会員・役員と介護事業所の訪問介護員(ホームヘルパー)など33人が参加。
JA助けあい組織で生活支援活動を行っている会員の資質向上が目的で、今年度は初めて「栄養管理・調理実習」を重点に企画した。生活支援サービスや訪問介護の生活援助技術の中では、限られた食材や時間を使って利用者に食事を提供することは、経験値が要求される分野。
料理家・管理栄養士の小山浩子さんが「乳和食~牛乳でおいしく減塩~」と題して講演した。「乳和食はヘルスケアレシピ。減塩で長生き、牛乳を取ることで熱中症や認知症も予防できる」とポイントを話した。
調理実習は利用者宅にある食材を使って、高血圧予防や腎臓病食、減塩食など利用者の状況を考え「ミルク酢豚汁」「サバのミルクみそ煮」「サケのミルクちらしずし」など5品を作り試食した。
参加者からは「医食同源を再認識した」「乳和食の効能がよく分かった」「利用者の健康の悩みを少しでも改善していくために生かしたい」などの声があった。
乳和食は、牛乳を和食に生かすことで和食の弱点の高塩分やカルシウム不足を解決し、高血圧を予防でき健康寿命延伸につながる新しい調理法。

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