WCS稲刈り取り、飼料供給安定へ

JA佐久浅間
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専用収穫機によるWCS用稲の刈り取り作業

JA佐久浅間管内で、稲発酵粗飼料(ホールクロップサイレージ=WCS)用稲の刈り取り作業が始まった。輸入飼料への依存が高まる中、地域で生産した自給飼料の安定供給に期待が高まっている。今年は収穫前の天候不順で作業の遅れが心配されたものの、平年並みの25日から刈り取りが始まった。9月中旬まで、管内各地で作業が続く予定だ。
WCSは、もみが完熟する前に収穫するため、主食用米より1カ月ほど早く刈り取る。専用収穫機でロール状に刈り取り、自走梱包(こんぽう)機でフィルムを巻いて密封し、乳酸発酵させる。栄養価が高く家畜の嗜好(しこう)性も良いことから、畜産農家から好評だ。耕種農家にとっても通常の稲作と栽培体系が同じで、主食用米と異なる時期に収穫できるなどの利点がある。
JAは、強粘土質圃場(ほじょう)で転作作物の作付けが困難な地域などで飼料用米生産を推進するとともに、WCSで畜産農家への地域産粗飼料の安定供給に取り組んでいる。JA管内では、佐久市、立科町、東御市で生産され、2017年度計画で53戸が33.6ヘクタールで、827トンを生産。酪農と肉用牛肥育農家37戸に年間を通して供給する。
JAは、15年に導入した稲子実発酵飼料(ソフトグレインサイレージ=SGS)と合わせて取り組みを強化し、耕畜連携による資料の安定生産を進める方針だ。