JA長野県営農センターは、若手や中堅の営農技術員と農業経営指導担当者を対象に、農業経営指導基礎研修を長野市のJA長野県総合研修所で開いている。農家の経営指導を実践する上で、基礎的な簿記などの記帳指導力をもった人材育成、JA職員の農業経営指導の対応力向上を目指す。
県内9JAから参加した14人は、営農技術指導に加え経営管理指導も現場ですることの重要性を共通認識として学ぶ。農業経営管理支援に営農指導が果たす役割をはじめ、複式簿記の基礎や経営分析、Web農業簿記システム演習、農業金融など多岐にわたる。最終回には「私たちの果たす役割」についてグループ討議をする予定。
8、9の両日に開いた第1回の研修で、JAを巡る状況と農業経営管理支援や複式簿記の基礎などを研修した。また、実践例から農業者の所得を増大するためにできることを探った。
同研修会は、8～12月まで4回（延べ8日間）行われる。