生徒が車椅子体験、声掛け大事と指導

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段差での車椅子介助体験

木曽町のJA木曽介護センターは7月上旬、福祉施設体験事前学習の支援として同町の福島中学校で、3年生69人に車椅子体験の指導をした。併せて木曽町社会福祉協議会の指導で、高齢者疑似体験も行い、高齢者の体と心について理解を深めた。
車椅子体験では、生活する中で不便を感じることや、介助の方法を学んだ。同センターの職員が車椅子の各部名称などや操作の注意について説明した。特に車椅子を動かすときは常に声掛けすることが大事と強調した。
生徒らは、2人一組になって乗る役と介助する役を交互に行いながら、校舎内に設けた狭い通路、坂道、段差のある通路などでの介助を体験。生徒は「段差での介助が大変で車椅子が思い通りに動かなくて手間取った。今度の福祉施設で生かしたい」と話した。この事前学習を受け、木曽郡内の福祉施設8カ所で職業体験を行う予定だ。

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