独自のリンゴ「恋栞」で加工品続々 真っ赤なフリーズドライ話題

JAながの
「独自のリンゴ「恋栞」で加工品続々 真っ赤なフリーズドライ話題」の画像
「恋栞」をフリーズドライにした商品を紹介する田中さん

長野市赤沼のリンゴ・花き生産者の田中弘実さん(56)は、独自に育種したリンゴ「恋栞(こいしおり)」でシードル(リンゴの発泡酒)やジャムなどの加工品を開発し、JAながの長沼農産物直売所アグリながぬまなどで販売している。真っ赤な色や酸味の特長を生かした商品を開発。最新商品のフリーズドライが話題を集めている。
「恋栞」は13年前に園に生えた実生苗を育てたのが始まり。2013年に品種登録された。果実は5、6cmほどの大きさで、酸味が強く、果肉が真っ赤なのが特徴だ。収穫期は9月上旬ごろ。昨年は約1トンを生産、年々数量を増やしている。田中さんは3年前から、酸味と果肉の濃い赤色を生かしたジュースやジャム、シードルなどを開発、販売している。
今回の新商品は果実を急速に凍結し、真空状態で水分を飛ばしてフリーズドライにしたもの。「このリンゴを長い間味わってほしい」という思いから、保存料などは無添加で長期保存できる商品を開発した。6ミリ角のサイコロ状にカットし、1箱10g入り600円で販売する。
「恋しおりのフリーズドライでスラトコを作ろう!」と記したパッケージが目印。スラトコとはブルガリア語でジャム状の食品のこと。「恋栞」のスラトコは甘みと爽やかな酸味があり、ヨーグルトなどのトッピング、スイーツの素材やサラダにお薦めという。田中さんは「販路を確保し、もっと多くの人に恋栞を味わってほしい」と話した。