和牛もと牛県外から 資質に納得、基盤強化

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買い付けた和牛もと牛

JA長野八ヶ岳は4月中旬、鹿児島県鹿屋市の肝属中央家畜市場で開かれた和牛子牛のせりに参加し、繁殖・肥育もと牛の買い付けをした。
肉牛部会の部会長をはじめ6人の部会員が参加。同行したJA職員と共に、上場した牛を自分の目で見極めて買い付けた。依然として和牛子牛の高騰が続く中、優良な資質を持つ県外産のもと牛を導入することで、管内の生産基盤強化を図る狙い。
同市場では、月に1回3日間、和牛もと牛のせりが行われており、今回は去勢と雌牛合わせて1128頭が上場した。同JAでは3年間連続で県外市場での買い付けをしている。今回の買い付けでは、繁殖牛18頭、肥育牛3頭の計21頭のもと牛を購入した。参加した部会員らは、「納得のいく牛を買い付けることができ、参加してよかった」と喜びを話した。
同行したJA畜産課の職員は「鹿児島県は、全国でも有数の和牛産地で、上場される牛の発育が良く、血統の違いや飼い方などのレベルの高さを感じた。今回、思い通りの牛を購入することができたので、組合員のみなさんの生産意欲の向上にもつながると思う」と期待を込めた。
市場での買い付けの他、同県大崎町にある羽子田人工授精所で種雄牛の視察研修もした。

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