ブランド「御嶽はくさい」、苗定植が本格化

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ハクサイ苗の植え付けをする生産者

JA木曽のブランド野菜「御嶽はくさい」の苗の植え付けが本格化している。JAの主力品目で、今年の出荷目標は昨年と同じ40万ケース(1ケース15キロ換算)。高齢化による作付面積の減少や離農による出荷量の減少対策として、移植作付けによる前進出荷に取り組んでいる。
JA野菜生産部会長の木祖村の寺平栄さんの畑でも苗の植え付けが進む。マルチに穴を開けて、1本ずつ丁寧に植えていく。作付面積は約55アールで順調に育てば、6月15日ごろから収穫が始まる見込み。
同JAでは、JA県農業開発基金を利用した農業振興支援事業(パワーアップ事業)で、ハクサイの移植作付けを行う農家への支援として苗代の助成を行う。品質管理の徹底と生産能力の向上で、産地強化を進めて出荷数量を確保し、市場での有利販売を目指す。
4月に開いたJA野菜部会定期総会で、高橋徳組合長は「パワーアップ事業を活用しながら、ハクサイの生産安定と安定出荷を図っていきたい」と話した。寺平部会長も「品質重視の産地であることを認識して、今年も生産に励んでもらいたい」と呼び掛けた。

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