南長野医療センター発足、患者満足度 向上へ

固い握手を交わす(左から)本郷実副統括院長、社浦理事長、小池統括院長

JA長野厚生連は、長野市のグリーンパレスで南長野医療センター発足式を開いた。病院関係者約50人が出席。同センターは、1日に篠ノ井総合病院と新町病院が業務統合し発足した。
同連の社浦康三理事長は「両病院が持っている特色を生かし、全職員が円滑に2年後の経営統合に向かって進んでほしい」とあいさつした。同センターの小池健一統括院長は「今まで行ってきた高度で特色ある医療の充実を図るとともに、時代にマッチした医療を常に提供し、『患者本位の医療』を実践することで、患者満足度の高い病院を目指したい」と抱負を述べた。
同センターの篠ノ井総合病院は市街化の進む長野市南部地域で急性期医療を担っている。
一方、新町病院は地域の基幹的医療機関として、へき地医療や慢性期医療を中心に担っている。このことから、両病院が一体となって機能分化を行い「高度急性期・急性期・回復期・慢性期」医療の一元化を図り、長野市南西部地域とりわけ西山地区(新町病院診療圏域)の医療提供体制を堅持していくことが目的。地域住民の医療ニーズに的確に対応できる事業体制と、事業機能の確立を推し進めるため、1日に業務統合、2019年4月に経営統合を行う。


第20回あいまつり
JA長野厚生連南長野医療センター篠ノ井総合病院は23日、長野市の同病院で第20回病院祭あいまつりを開く。午前9時~午後4時。「50年の感謝を深く心に刻み、地域の皆様とNEXT STAGEへ」をメインテーマに、多くのイベントを企画する。
同市篠ノ井出身で手相占いで人気のお笑い芸人、島田秀平さんの「開運手相トークショー」を行う。また、ドクターヘリが発着するヘリポートの見学(午前9時20分~10時50分)も。この他、病院医師によるミニ講演、更級歯科医師会の歯の相談コーナー、血圧などの計測コーナーなど企画している。

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