和牛繁殖技術向上へ研修

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子牛生産の技術を研さんした研修会

木曽牛の生産技術向上を図ろうとJA木曽や生産者、木曽郡の町村、長野県などでつくる「木曽優良子牛生産パワーアップ協議会」は2日、木曽町で和牛繁殖技術研修会を開いた。生産者やJA関係者ら約70人が参加した。
JA木曽畜産生産部会長の奥牧宏明さんは「木曽が子牛産地として生き残っていくには、生産者が技術研さんの努力を重ねていくしかない。この研修会で生産意欲と講師の品質の向上に期待します」とあいさつした。
県畜産試験場酪農肉用牛部の藤森祐紀研究員が「子牛市場の価格の動向と子牛共進会における審査員の見るポイント」をテーマに講演した。県中央家畜市場で取引された子牛市場を分析した結果から、利用されている種雄牛や価格の動向、市場での価格評価のポイントなどについて説明した。
情報提供として、木曽地方事務所農政課が、木曽地域の畜産農家経営意向調査の結果を説明。同協議会として今後、新規就農者の確保や経営支援策の情報提供などに取り組むことを話した。

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