女性部各地で活躍-村内高齢者へ、配食サービス

「女性部各地で活躍-村内高齢者へ、配食サービス」の画像
弁当を盛り付けする女性部のメンバー

JA長野八ヶ岳南牧支所女性部は、南牧村社会福祉協議会が主催する村内の高齢者を対象にした配食サービスに、ボランティアとして参加した。配食サービスは、20年ほど前から同協議会が村内のボランティア団体に呼び掛け行っている。現在はJA2支所の女性部を含む六つの団体が参加する。
村内在住の70歳以上の1人暮らしや80歳以上の2人暮らしを対象に、昼食用の弁当やクリスマス料理、お節料理などを手作りし配達している。2016年度は計9回行い、そのうち3回を同女性部の営農部が受け持っている。
七つの支部に分かれている同女性部は、各支部の営農部員が集まり献立などを考え、料理から配達までをする。今回は部員7人とJA職員1人が参加し、32人分の弁当を作り配達した。
同女性部の高見澤理江営農部長は「希望を伺うと、『若い人が食べるもの』『肉料理』『濃い味つけのもの』などの声が多く、自分ではあまり作らない料理を食べてみたいということが分かり、献立を工夫した」を話す。
今回の献立は、ひと手間掛けて「きのこの炊き込みご飯」にした。だしを調整して塩分を抑えながら少し濃い目の味付けにするなど、工夫して健康面にも気を配る。彩りを考えてカボチャのサラダを添えた。
配食サービスを利用する菊池光子さん(82)は「カレンダーに丸印を付けて、毎回とても楽しみにしている。皆さんが心を込めて作ってくれた料理は、本当においしい」と話す。参加した女性部員は「喜んでもらえてうれしい。そういった声が今後の励みになる」「調理法などを学べて勉強になる」などと話した。

MENU