「色男の力もち」販売、工夫重ね 売り上げ増

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きねつきならではの伸びが自慢の餅を紹介する「色男の力もち」

JA松本ハイランド管内の若手農家4人のグループ「色男の力もち」は、6次産業化に取り組み、成果を上げている。4人ともに稲作農家であることから、地元産米を使った餅の流通が少ないことに目をつけ、自らが栽培したもち米を使った切り餅の製造・販売を手掛ける。
商品名は「色男の力もち」。味の良さに加え、添加物や保存料などは一切使わない。安全・安心な製品作りが口コミで広がり、リピーター(再来訪者)が増えて、売り上げを伸ばしている。7年目の今年は6トンのもち米を加工する予定だ。
松本市和田の「和田農産物加工所」で10月中旬から今年の製造を始めた。白餅、玄米餅、豆餅、キビ餅、青のり餅の他、12月中旬からは鏡餅も販売する。もち米を持参すれば切り餅に加工する餅つき代行も毎年申し込みが増えている。
今年は、ちらしを大きくし、作業風景などを掲載して安全・安心をPRするとともに、商品写真を充実させて、分かりやすく紹介するよう工夫した。食べきりサイズの要望が多いことから、新たに白餅の4枚入りの販売も開始するなど、毎年、商品のラインアップを増やしたり、新たなサービスを始めたりして需要を掘り起こしている。
代表の田中清文さん(39)は「ファンを増やし、多くの人においしい餅を届けたい」と意気込む。JA直売所「ファーマーズガーデン」各店などで販売している他、ファクスで注文を受け付ける。問い合わせは同グループ、(電)0263(40)0025。

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