ブランド力生かし、高付加価値販売を

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御嶽はくさいの出荷(木祖村)

JA木曽とJA野菜生産部会は、木曽町の開田高原研修センターで野菜生産販売反省検討会を開き、今年度の販売経過や実績の確認、次年度の方針を話し合った。生産者や関西・中京・関東の青果市場、行政、JA関係者ら約60人が出席した。
主力の「御嶽はくさい」の出荷販売実績は、10月下旬で37万5000ケース(1ケース15キロ)、販売平均単価は1210円だった。出荷量は前年に比べて2%上回ったが、年間出荷目標の40万ケースには届かなかった。販売単価は、7、8月の豊作基調で低調だった。台風と長雨の影響で9月以降の価格は徐々に上がったが、前半の安値販売が全体平均を押し上げる結果となった。
野菜生産部会の寺平栄部会長は「今年は出荷目標には到達できなかったが、面積では達成できる栽培状況にあった。来年度に期待したい」と部会員に呼び掛けた。
市場担当者からは「出荷数量の確保も大切だが、品質を落とさず木曽のハクサイ産地を守ってほしい」と要望し、ブランド力を生かした高付加価値での販売方針を述べた。

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