TPP情報開示徹底を、衆院議員に要請 街宣車リレーも

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頑張ろう三唱で街宣車を送り出す参加者

上伊那農政対策委員会とJA上伊那は2、5の両日、秋の臨時国会を前に環太平洋連携協定(TPP)の情報開示の徹底と国内対策の確立などを訴える街宣活動をした。JA長野県グループの運動の一環。県内JAをリレーしている街宣車で管内を回り、JA各支所で集会を開きながら、地域住民の理解と意思結集を求めた。
伊那市のJA本所で5日、開いた集会には職員ら約50人が参加。全員で力強く頑張ろう三唱をして、街宣車を送り出した。同JAは2日にJAみなみ信州から街宣車を引き継ぎ、5日にJA信州諏訪へ引き渡した。街宣車は中南信地域と東北信地域を2台で回り、9日に長野市で開かれるTPP学習会の会場をゴールに県内全域を走っている。
関連して、同委員会と同JAはJA本所で、地元選出の宮下一郎衆院議員との農政懇談会を開いた。同委員会やJAの役職員ら約20人が出席。TPPの国会審議や農政改革などについて意見を交わした。
御子柴茂樹組合長は「国民の不安や懸念を払拭(ふっしょく)しないまま、拙速に進む審議は許されない。われわれに見える国会運営を行ってほしい」と訴え、宮下議員に要請書を手渡した。
宮下議員は「国民の理解を得られていないのは、私たちの努力不足。精査して正しい情報を示し、十分な国会審議と広報に努めたい」と述べた。

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