「長果25」普及へ-濃厚な味わい高評価

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「長果25」を手に取り、確認する参加者

JAちくまりんご部会は、千曲市のJA本所で「長果25」の品種検討会を開いた。生産者ら約30人が参加。品種特性の説明を聞いたり、試食で食味を確かめたりして、同品種への理解を深めた。JAは苗木の費用補助で導入を支援する。
検討会で、長野農業改良普及センターの技術員は「近年、夏の高温で、つがるなどの着色不良が課題となる中、長果25は着色が良いので、軽い葉摘みで済む」と解説。暑い時期でも冷蔵庫で長期保存できると紹介した。
試食では「シャキシャキしていて、ジューシー。味が濃く、早生品種の中で食味は一番良いのではないか」と評価する声が上がった。
宮崎一雄部会長は「長果25は、つがるに比べて着色、食味とも良く、有望な品種。早期に産地化できるよう、部会でも積極的に導入を進めていきたい」と話した。

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