地元産セルリーで、ポタージュスープ

「地元産セルリーで、ポタージュスープ」の画像
開発したセルリーを手にする研究班のメンバー

長野県のJA松本ハイランド、JA松本市、JAあづみの生産者でつくる松本洋菜部会のセルリー研究班は、地元産セルリーを使ったレトルト商品「俺たちのセロリポタージュスープ」を発売した。6次産業化を進めて、PRと所得向上、地産地消を目指そうと開発。風味を生かしながら、独特の香りが苦手な人でも食べやすいように仕上げた。3JAの農産物直売所で販売する。
開発のきっかけは、同部会が松本市のレストランで2014年12月、役員会を開いた際に、持ち込んだセルリーでポタージュスープを調理してもらい、大好評だったこと。このレシピを参考に、15年5月から同研究班が開発を進めてきた。
地元食材にこだわったレトルト食品を製造販売するセントラルフーズ(株)と研究班が、検討を重ねて昨年11月に試作品が完成した。同社に委託し、1000パックを製造。部会内やJA組織などで販売し、食べやすく濃厚な味わいで好評を得た。今回は、今年の春作セルリーを使って2000パックを製造。1パック(2人前、300グラム入り)600円で販売する。今後、地元スーパーなどでの販売も目指す。
松本市空港東の笹賀予冷庫で、発売発表会を開き、研究班のメンバーが報道関係者に商品の説明とPRを行った。研究班代表の大槻篤志さん(38)は「パンに付けたりするなど、いろいろな食べ方があるのでぜひ試してほしい。商品を通じて、たくさんの人にセルリーの魅力が伝わればうれしい」と話した。

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