キュウリが本格化

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基幹集荷所で開かれた目ぞろえ会で、出荷規格を確認する部会員

JA北信州みゆきで、キュウリの出荷が本格化している。きゅうり部会員137人が露地の約7ヘクタールで栽培。JAは技術指導と、生産拡大を支援する独自助成に取り組み、出荷量を増やしている。今年度、過去最高の出荷量と販売額を目指す。
初出荷は6月3日で、昨年より1日早かった。7月中旬~8月中旬に最盛期を迎える。主に中京方面に出荷している。
飯山市のJA基幹集荷所で開いた出荷目ぞろえ会には、部会員45人が参加。出荷規格を厳正に守ることを確認した。同部会は2016年度、出荷量は前年比8%増の21万1000ケース(1ケース5キロ)、販売額は同7%増の3億1520万円を目指す。達成すれば、いずれも過去最高。
今後、園地で栽培指導会を開く予定で、かん水や排水対策の徹底などを指導し、収量増を目指す。営農技術員が園地の巡回もして指導する。技術の底上げで、15年度、平均10アール収量は概算11トン超の実績を残している。
管内は露地の夏秋取りの作型が主体だが、一部の生産者が9月以降に出荷する抑制栽培にも取り組む予定で出荷期間を延ばす。JAはキュウリを重点品目に位置付ける。苗代を1割助成し、新規栽培者にはその半額を助成。水田転作で新植する場合は、1アール当たり1万4000円を支給する。

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