佐久総合病院 マスクボーイズ&ガールズ最優秀

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JA長野県厚生連QCサークル発表大会

JA長野厚生連は、JA長野県ビルで「JA長野厚生連QCサークル発表大会」を開いた。同連の各病院などで代表に選ばれた11サークルが発表。審査の結果、最優秀賞には、手術室でのタオルの使用枚数削減に取り組んだ佐久総合病院「マスクボーイズ&ガールズ」サークルが輝いた。
同連は、医療サービスの質の向上と業務の改善を目指し、仕事をしながら具体的な問題の改善に取り組む「QC活動」を毎年全事業所で行っている。28回目の今年度は152サークルが取り組み、大会には194人が参加した。
最優秀賞の佐久総合病院「マスクボーイズ&ガールズ」サークルは、手術室スタッフから挙げられた「バスタオルの使用枚数が多い」という意見から削減に取り組んだ。必要以上に使われ、年間のタオル経費が手術室だけで100万円近い現状を把握。その対策として、コストへの意識付け、教育・指導方法の見直し、看護物品の活用などを実施。1手術平均5.6枚だった使用枚数を3.8枚まで減らすことに成功し、高い評価を受けた。
優秀賞は、内視鏡検査に関わる医師や看護師全員が手を止めて患者と検査内容を確認し合う「タイムアウト」を導入し、安全な検査・治療に取り組んだ、北アルプス医療センター「フリーズ&リリース」が選ばれた。
優良賞は、非採用薬処方の削減と業務の効率化を図った小諸厚生総合病院の「サンデーズ」が受賞した。
油井博一専務は「どのサークルも大変レベルが高い。この活動は職員教育にもつながるため、病院で広げ続けていってほしい」と今後へ期待を込めた。

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