県内初、6次化人材資格 食プロ「レベル1」12人

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認定証を授与される生徒ら

長野県佐久平総合技術高校の3年生12人が、県内の高校生で初めて、資格制度「食の6次産業化プロデューサー(食プロ)」の「レベル1」の認定を受けた。6次産業化を担う人材育成を目的に内閣府が設けた資格。生徒らは今春卒業し、進学先や就職先で、より上を目指して研さんを続ける。
同校農業科は2015年度、資格制度を運営する団体から、6次産業化の育成プログラム実施機関の認証を受けた。この認証も県内初。生徒らは定められた内容の講義や実習をして、認定を受けた。今後の進路や就職先で、6次産業化に取り組みたいと考えている男子8人と女子4人が受講し、認定された。
認定を受けた築山雄人さん(18)は「将来、地元で、食プロの資格を生かした農業に取り組みたい。大学へ進学しても、食プロのレベルアップに挑戦していきたい」と意気込む。
食プロは国家戦略・プロフェッショナル検定の一つ。「食」分野で新たなビジネスを創出するための職能レベルを認定する制度。職業準備教育を受けた高校生がレベル1、大学生でレベル2、3を想定。レベル4以上がプロとされ、レベル6が最高の資格。

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