保健・医療・福祉の拠点、新病棟3月1日稼働

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各階光の差し込む明るい病棟

JA長野厚生連北アルプス医療センターあづみ病院は、大北地域の保健・医療・福祉の拠点として医療体制の一層の充実を目指し、3月1日から新病棟を本格稼働する。
新病棟は一般病床200床を備え、建築面積が約3078平方メートル、延べ床面積は約1万1800平方メートルの鉄筋コンクリート造り、地上7階建ての耐震構造で、災害時にも診療継続が可能。
北・西側には北アルプス、東側には池田町の里山、南側には松本平が見渡せる配置で、広い窓が設けられた病室は開放的な空間になっている。3階には重症者管理病床、6階にはがん患者の疼痛(とうつう)管理などを行う緩和ケア病床が設けられ、二次救急医療機能とがんの緩和医療の充実を図る。
このほど、2014年8月から着工した新病棟の完成を祝い、行政、JA関係者、地域住民などが出席し、竣工(しゅんこう)式と式典を行った。新病棟7階のやまなみホールで神事が執り行われ、無事に完成した感謝と今後の安全を祈願した。
式典では、JA長野厚生連の内堀茂理事長が「これから職員の皆さんには、この新しい施設に愛情を注いで魂を入れていただきたい。地域の皆さんや利用者への感謝の心を忘れず、厚生連理念を実践してほしい」とあいさつした。
同院の西澤理統括院長は「大北地域の基幹病院として、質の高い医療の提供と地域社会への貢献、信頼される病院づくりに職員一体となって取り組んでいく」と述べた。

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