地域のつながり実感

「地域のつながり実感」の画像
震災体験者の話を聞く生徒ら

長野県白馬村を訪れた東京都の武蔵野市立第三中学校1年生112人が、五竜とおみスキー場エスカルプラザでの神城断層地震の学習会で、地震被災地への理解を深めた。田植え体験などの農作業や農家民宿への宿泊、野外体験を通じて多様な学習をする「セカンドスクール」の一環。
講師を務めたのは、同村総務課の吉田久夫課長と、同村堀之内地区在住の被災者で大糸タイムス社勤務の中村純子さん、震災を取材した同社記者の3人。それぞれの目線・立場から、当時の様子や復興への取り組みなどを写真を交えて紹介した。
地震発生からの村の対応や現状について、吉田課長は「消防団や消防署、政府の初動が早かったこと、ボランティアの高度な活動により犠牲者が出なかった」と説明。中村さんは地震を体験して「地域・地方ならではの人間関係のつながりの大切さを実感した。自分にできることは何か。自分にとって大切なものは何かを考えるようになった」と話した。
生徒らは「このような取り組みを自分たちも万が一の災害時に生かしていくように心掛けたい」と話していた。

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