JA志賀高原りんご部会は20日、山ノ内町平穏の園地でリンゴ「ふじ」の剪定(せんてい)講習会を開き、70人の生産者が参加した。
山形県で、リンゴの卓越した剪定技術を持っている清野忠さんから技術を受け継いでいる高橋十浩さんを講師に迎え、実技から剪定のポイントを学んだ。
高橋さんは、「ふじ」作りのポイントは、味・着色が良く、味のばらつきがなく、大きさと鮮度が大切とした上で、「一年の最初の仕事は剪定だが、昨年はどのようなリンゴが実ったか思い出し、確認すること。どのようなリンゴが実ったのか分からず、枝ぶりだけ追求しても駄目。今年、新しい花芽を作ると良い花芽ができ、結果として良いリンゴが実る。5、6、7月で枝を伸ばし8、9、10月の力で花芽を充実させること」と、剪定のポイントを説明した。