摘果リンゴを集荷、農家手取り向上へ

JAみなみ信州
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受け入れた摘果リンゴを検査する森本部長

JAみなみ信州と高森町の土産品製造卸会社「マツザワ」は、摘果したリンゴの集荷を始めた。同社商品の薄焼きクッキー「りんご乙女」の原料として活用する。これまで廃棄していたリンゴの活用により、農家は手取りの向上につながり、同社は独自商品の安定製造につながる一石二鳥の取り組みだ。受け入れは4年目。今年は40戸の農家から昨年より5トン多い50トンを予定している。
農家は摘果リンゴを種類ごとに区別し、10キロ箱に詰めて同社に持ち込む。リンゴは品種を問わず大きさ5~7センチのもので、農家が直接持ち込むことで流通経費を抑え、手取りを向上させている。4年前からリンゴを持ち込んでいる松川町の北澤章さんは「少し手間はかかるが、捨てていたリンゴが生かされてとても助かる」と話す。
商品の「りんご乙女」はスライスしたリンゴを乗せた薄焼きクッキー。さくさくした食感とさわやかな香り、ほのかな酸味が特徴で、国際味覚審査機構(iTQi、ベルギー)主催の国際優秀味覚コンテストで6年連続三つ星を獲得した。
同社開発営業部の森本康雄部長は「地元のリンゴで、来年は7年連続の三つ星とダイヤモンド味覚賞に挑戦する」と話す。
ダイヤモンド味覚賞は過去10年間で7回三つ星を受賞した製品に授与されるもの。今まで全世界で2品しか受賞しておらず、日本からは滋賀県のCLUB HARIEのバウムクーヘンしか選出されていない。