6次化で生産拡大、加工施設完成、内覧会も

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竣工式の前に行われた加工施設の内覧会

松本市今井にある農業生産法人(株)道の駅「今井恵みの里」は8日、同道の駅の近くに建設した農産物加工施設の竣工(しゅんこう)式と内覧会を行い、関係者60人が出席した。
道の駅は2009年8月に直売施設をオープンし、農家食堂や多目的交流施設、体験農場を設置するなどして、地域振興や農業振興の拠点となっている。今回の加工施設は、「つくるだけの農業」から「生産して製造し、販売する」6次産業化事業を進め、落ち込んだ農業生産の拡大を目指す。
加工施設の事業内容は、ジュース類やジャム類、ドレッシングなどの加工をはじめ、果実や野菜の手作り加工品委託製造、新たな農産物加工品の開発・研究、農産物加工グループ育成などを行う。
竣工式のあいさつで桜井利央副社長は「市民や消費者の皆さんに、朝どり・新鮮・安全・安心・値ごろ感のある顔の見える農産物を販売していく。食と健康、栄養機能の備わった農産物加工品を提供し、地産地消を進める」と述べた。

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