今週のプレゼントは、野村農場の「ノムさんのフルーツトマト 約2kg」です。野村農場は、長野県中部の塩尻市に2000平米のハウスを2棟も構えています。寒さ厳しい長野県でトマト!? と思う方もいらっしゃると思いますが、だからこそおいしいトマトができるヒミツがあるのです。
甘味・旨味がしっかり味わえる
「フルーツトマト」をプレゼント
「信州の農畜産物って食べたことがない」とか「一度この商品を食べてみたかった!」など気になる商品がありましたら、ぜひご応募を。そして召しあがってみて気に入ったら、さらにJAタウン「全農長野 僕らはおいしい応援団」でご注文ください。今回のプレゼント商品以外にも、さまざまな旬の新鮮な食材をお取り扱いしています。
野村農場
「ノムさんのフルーツトマト 約2kg」
冬だからゆっくり蓄える
野村農場のハウスにお邪魔すると、まずその大きさに驚きました。ハウスと言うよりはガラス張りの施設といったほうが良いほどの立派な造りです。1棟2000平米が2棟と言ってもピンときませんよね。実際の寸法ではありませんが、単純計算で100m×20m=2000平米です。1m間隔で苗を植えても・・・、ものすごい数が必要です。驚くのはその広さだけではありません。本題は、なぜこんな立派なハウスを建てて暖房費をかけてまで、寒さ厳しい冬の塩尻市でトマトを栽培するのか、です。
流通網が発達した現代では、九州などの暖かい地域の品が店頭に並び、冬でも気軽にトマトが手に入ります。それでも支持される理由は、このトマトのおいしさにあります。
夏場のトマトは花が咲いてから40〜50日で収穫時期を迎えます。一方、塩尻市の冬の寒さの中で栽培すると、ハウス内を必要以上には加温しないため、おいしくなるために丁度良い温度でとてもゆっくり育ちます。ゆっくりじっくり成長するので、葉で作られた養分が夏よりもしっかり蓄えられて甘味・旨味が増し、果肉も締まったものになります。長野県というと豪雪地帯と思われがちですが、そういった地域は県北部の山沿いに集中しており、野村農場のある中部や南部は穏やかな晴天の日が続くのです。このため、冬場でも日照不足の心配はほとんどありません。
ノムさんのこだわりが人気のヒミツ
栽培期間中の野村さんは、朝から夕方までほとんどハウスの中でトマトと一緒に過ごします。栄養を集中させるための芽欠き(果樹で言う剪定)など、日々細かな作業がたくさんあり、そういった作業に真摯に取り組む姿勢が、トマトの小さな変化を見逃さないことにも繋がります。トマトの断面を見ていただくと種が少ないです。これも野村さんの努力の成果です。
トマトというと、お子様たちの好き嫌いがはっきり分かれる野菜のようにも思います。嫌いなお子様は、トマト本来のおいしさを味わったことがないのかもしれません。野村農場の野村さんは食育にも協力的で、地域の小学校給食の献立にこのトマトがのぼることがあります。その際、トマトが苦手というお子様もおいしく食べることができたそうです。

「ノムさん」の愛称で親しまれる野村さん(手前左)
産地直送だから味わえるフレッシュ感
一般的に流通しているトマトでは、流通の段階での傷みを抑え、店頭での販売期間が長く取れるように、薄っすら赤みが差してきたころに収穫する場合もあります。追熟してだんだん赤くなるのですが、店頭でトマトを選ぶ際に気にされるのは「赤さ(熟度)」という方もいらっしゃると思います。産地の直売所は、毎朝新しいトマトが並ぶ場合が多いので、その方法が適している場合もあります。しかし、一概には言えないのですが、赤いものを選ぶということは、店頭に並んでから時間が経ったものを選んでいる、ということになるかもしれません。果肉が柔らかくなりすぎ、場合によっては粉っぽく感じることもあると思います。これが収穫・店頭に並んでから時間が経った場合のトマトの特徴の一つです。この柔らかさと酸味・青臭さが合わさってトマトが苦手になってしまうのかもしれません。トマト好きな方でも、上記のトマトには食指がなかなか伸びないことと思います。その点、野村農場のトマトは越冬栽培でゆっくり育つことで、果肉が締まっているのが特徴です。真っ赤になる前に収穫は行ないますが、直送なので、鮮度面は言うまでもありません。この冬はぜひ野村農場のトマトを召し上がってみてください。

このくらいの色付きで収穫します
ウマイ!トマトの選び方
店頭で「おいしいトマトを見た目で選ぶ」ポイントは、先端のスターマーク(先端部から伸びる白い線)がはっきりしていること、ヘタの色の鮮やかさ、果皮に色むらがなくツヤがありキレイなことです。また、手に取ったときに重いものが良いでしょう。参考にしてみてください。
プレゼント当選者の発表
前回のプレゼント
"白馬村観光局の「はくばの豚カレー 5袋」"
当選者(名.姓.)は、
大阪府大阪市 M.T.さま
大阪府大阪市 M.S.さま
茨城県牛久市 T.A.さま
以上の3名様です。おめでとうございます!!
たくさんのご応募、ありがとうございました。
◆JAタウン「はくばの豚カレー」のご注文はこちら"
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この記事読むとトマトの選びかたを改めて知ったり、スーパーでわざわざ赤いの選んだのにばさついた味の奴よくあります、理由がわかりました。ためになりました。
投稿者 北川幸男 :
信州長野が誇る美味しい味のフルーツトマトのプレゼントを心待ちにしています。
投稿者 澤田泰三 :
トマトはフルーツと言ってもいいのではないかと思ってしまいました。
投稿者 平松康弘 :
北川幸男 様
コメントありがとうございます。
生鮮品はどうしても個体差があります。選び方を知っていただくことで、並んでいる中で一番美味しいもの、好みに合うものを選べるようになるかもしれません。
ご紹介したように、抑えるべきポイントはいくつかありますが、言葉では表しにくい、目を養わないと見分けにくい些細なサインも当然あります。しっかり見極めて美味しいものを選んでくださいね。
投稿者 長野県のおいしい食べ方編集部 :
澤田泰三 様
コメントありがとうございます。
実は、野村さんのトマトをお土産に頂いたことがあるのですが、甘味もしっかりしていて、とても美味しいです。JAタウンでもお取り扱いしており、常連様も多い人気の品です。
投稿者 長野県のおいしい食べ方編集部 :
平松康弘 様
コメントありがとうございます。
野菜と果物(フルーツ)の線引きはちょっと難しい部分があります。
イチゴ・メロン・スイカ・・・果物のような気がします。
行政上の分類では、茎やつるなどの草本性植物を「野菜」、樹木になるものを「果物」としています。ということは、トマトや上記の品は野菜といえますが、生産・流通・消費の分野では分類が異なることもあります。
フルーツトマトとは、トマトの品種ではなく、栽培方法等で普通のトマトの糖度を高めたものをフルーツトマトとして出荷しています。因みに野村農場のトマトの品種は桃太郎ヨークです。
投稿者 長野県のおいしい食べ方編集部 :