宿場町に佇むお菓子とごはんのカフェ:辰野町

Shinshu's Best Travel Offer
A Cozy Cafe in the Mountain Country


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信州のおいしい素材を使ったメニューと、居心地の良い空間を提供してくれるマウンテン・カントリー信州ならではのカフェを、シリーズで紹介しています。どこからであれ長野県を訪れた際は、足を運んでみてください。そこにはきっと、おいしい出会いがあります――


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小野宿の街道沿いにある農家が始めたお菓子とごはんのお店をご存知でしょうか。名前は「こめはなや」といいます。白木の壁や柱をふんだんに使った、木のぬくもりが感じられる店内に、さわやかな風が通り過ぎていきます。

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農家ならではの品々が宿場町を賑やかす
こめはなやのある小野宿は、塩尻市北小野と上伊那郡辰野町小野のふたつの町に真っ二つに分割されためずらしい宿場町です。中山道と伊那街道を結ぶ交通の要所として栄え、今でも宿場町の面影を色濃く残しています。

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こめはなやのエントランスには、よもぎもちやスコーン、ブラウニー、シフォンケーキ、ビスケットなどのお菓子が並び、販売されています。また、雑貨類や調味料、お茶といった食品が販売されているコーナーもあります。混植して精米していることで「なかよし米」と名づけられたお米は、農家のお店ならではの商品です。

田園でいただく身体にやさしいごはん
食事やお茶をいただける席は16席。窓からは里山をバックにしたのどかな田園風景が眺められます。

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食事のメニューは、季節の野菜を中心にした「きょうの定食」とカレー。カレーはチキンカレー、野菜カレーから選び、豆のスープとミニサラダが付きます。

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おもしろいのは「カレーが全部食べられるセット」。チキンカレー、野菜カレーのほかヨーグルトやパパドという豆の粉で作ったインドのおせんべいが付きます。

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ごはんは、定食もカレーも、雑穀米か玄米のどちらかを選びます。
食材は、契約農場の米や野菜を中心に自家栽培や地元で獲れたものを使っています。調味料も無添加のものにこだわり、身体が喜ぶ食べ物を出すよう工夫しているそうです。
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ドリンクメニューは有機栽培コーヒーやたんぽぽコーヒー、チャイなどのほか、地元の果実を原料にした果実ジュースが楽しめます。造り酒屋小野酒造さんの「夜明け前」のきき酒セットもあります。

野菜や米に付加価値をつけ、農と食を結ぶ
店主さんが友人と2人でこめはなやを始めたのは約3年前。野菜や米をつくるなかで、農産物の加工など付加価値をつけて販売することを考えた時、農家として畑をやりながら飲食業に関わるという現在のスタイルになったのだとか。お菓子の販売やランチの提供から、予約をすればお弁当や仕出し、パーティーフードも引き受けるといいます。
先月は、「小野宿市」という初の地元のイベントで、中心メンバーとして活躍したそうです。こめはなやも開放して、地元のそば打ち自慢がそばを振る舞ったのだとか。楽しそうですね。
「これからどんな形になっていくか、やりながら考えて、できることをします」と笑う店主さん。農家とカフェというライフスタイルに興味のある人は、ぜひ訪れてみください。

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農家のお菓子とごはんの店 こめはなや
長野県上伊那郡辰野町小野9608
TEL&FAX: 0266-46-3022
営業時間:  ショップ 10:00〜17:00  お茶とごはん 11:30〜17:00)
定休日: 火・水曜日


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