飯綱高原の森にたたずむ喫茶店：長野市

信州のおいしい素材を使ったメニューと、居心地の良い空間を提供してくれるマウンテン・カントリー信州ならではのカフェを、シリーズで紹介しています。どこからであれ長野県を訪れた際は、足を運んでみてください。そこにはきっと、おいしい出会いがあります――

本と珈琲、そして森――
静かな時間を愛する人に
そのカフェは、長野市街から車で30分ほどの飯綱高原の森の中にあります。カフェの名前は中寿美（なかずみ）。店主さんの実家の屋号から名付けました。

高原の風が行き交う空間
中寿美は、戸隠バードラインという飯綱高原の幹線から、長野カントリークラブの入り口を反対側に少し入ったところにあり、静かな環境の中で、ゆったりと過ごすことができるカフェです。店内は、天井が高く広々としたスペースで、開け放たれた窓から見える高原の緑が目に映えます。天気の良い日は、テラス席も楽しめます。

店内には、裂織（さきおり＝古い布を細く裂き、織り込んだ織物）のバッグや小物類、ハンドメイドのアクセサリー、陶芸など、店主さんがセレクトした作品が展示・販売されています。 また、本棚にはたくさんの本があり、ゆっくりと読書も楽しめます。裂織は、店内のランチョンマットとして使われており、ネット通販でも購入できます。

丁寧な仕事から生まれる珈琲やスイーツ
カフェのドリンクメニューは、本日の珈琲（限定）と中寿美オリジナルブレンド珈琲のほか、紅茶、ゆず茶、各種ジュースなど。珈琲はハンドドリップで丁寧に淹れています。

フードメニューは、中寿美スパイスカレーとホットサンド。カレーは、玉ねぎをじっくり炒めて数種類のスパイスを使った自家製の辛口カレーです。ホットサンドは、ハム卵と和風ツナの2種類から選べます。どちらもドリンクとセットにできます。

スイーツは手づくりのケーキ各種、アイスクリーム、モカパフェなど。ケーキは、店内のボードから選びます。

中寿美のホームページや、店内に飾られたイラストは、店主さんの友人のイラストレーター田之上尚子さんの作品。カフェの雰囲気とよくマッチしています。

お店は2007年10月5日にオープンして、間もなく6年になります。「自然の中で、読書など時間を忘れてゆっくりできるよう心がけています」と笑う店主さん。人と人とのつながりを大切にする店主さんも、カフェの魅力のひとつです。

森に響くのはやさしい音色
2013年9月8日（日）15時から「小さなチェンバロとオカリナライブ」があります。中寿美のイベントや営業日は、店主さんのブログでチェックを。

cafe中寿美（なかずみ）
住所：長野県長野市上ヶ屋麓原2471-1127
電話：026-239-1250
営業：10〜18時（17時30分ラストオーダー）
　　　冬季（1〜3月）は、金〜日曜のみ営業
定休日：月曜・第3火曜（祝日の場合は翌日）

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