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素材から味付けまで「地元の味」を大切にする農家食堂

農家食堂「季来里」

3月上旬。女性農家が自分たちで生産した野菜を持ち寄り、シェフとして料理を振る舞う農家食堂が松本でオープンしました。そのお店の名前は「季来里(きこり)」。
地元産の農産物を使うだけでなく、その生産者自らが普段家庭で作っている料理をそのまま提供する、まさに「地元味」がそこにはあります。

女性農家さんが切り盛りする話題のレストラン

やってきたのは松本市内田地区。
この農家食堂「季来里」は、JA松本ハイランドの直売所「ファーマーズガーデンうちだ」の敷地内にあります。使用する食材はシェフである女性農家さんが自分たちの畑で採ってきた農産物。足りない食材は「ファーマーズガーデンうちだ」から直接仕入れます。
四季の変化がはっきりしている内田地区の特徴を踏まえ、「季節が巡ってくる里」をイメージして名付けられたという農家食堂「季来里」。シェフが女性農家の皆さん(15名)ということもあり、このことは、地元メディア等でも大きく取り上げられ、多い時には最大収容人数25人の店舗内に120人超の来客があったそうです。

農家食堂「季来里」

農家食堂「季来里」は、オープンからおよそ2カ月が経過。
料理を作ることだけで精いっぱいだった開店当初に比べ、今では時々来る小鳥にエサをあげたり、お客さんとのコミュニケーションも余裕をもって楽しめるようになってきた、と女性農家の皆さんは話してくれました。
しかしながら、オープンに至るまでには様々な葛藤があったそうです。「農家で主婦である自分たちが、シェフになっていいのだろうか」と・・・。

農家食堂「季来里」

「レストランでは味わえない家庭の味を」

20150513kikori04.jpgそんな中、JAグループ主催の講演会に参加していた際に、「長野県に観光に来る方は、新鮮な刺身や分厚いお肉よりも、その地域ならではの味を食べたいと思っている人が多い」と話した講師の言葉が、自分の背中を押してくれたと代表の古幡幸子さんは話します。
古幡さんは、信州伝統野菜の「松本一本ネギ」やパセリなど、約20種類の野菜を生産する農家さん。 長年勤めていた介護職を定年で辞め、定年後から農業を営んでいます。
「地域の1つの拠点として、地元の皆さんが気軽に集まってくれるようなお店にしたい。また、観光で松本にいらした際は、レストランでは味わえない家庭の味を楽しんでほしい」と話してくれました。

ここの看板メニューは「季来里定食」(650円)。
自分たちの畑で採ってきた野菜と、直売所で仕入れたSPF豚をふんだんに使った丼のほかに、地元産大豆を使用して6カ月間熟成させた手作り味噌を使った味噌汁、季節に応じて変わる日替わりの小鉢が付いています。

農家食堂「季来里」

「季来里定食」

今回、取材させていただいた際には、山菜のシーズンだったこともあり、代表の古幡さんから「ふきのとうの味噌を作ってきたから食べてみて」と、定食とは別でふきのとうの味噌と雑穀米を出していただきました。農家さんの優しさも「この地区ならではの味」の1つかも知れませんね。

このほかにも、売れ行きバツグンの「生姜焼き定食」や地元のそば粉を使用した手打ちのうどん・そばなど、様々なメニューが並びます。
松本にいらした際にはぜひお立ち寄りください。

農家食堂「季来里」

  • 長野県松本市内田792-7
  • TEL 0263-88-3012
  • 営業時間 11:00~17:00
  • 定休日 月曜日

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