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みなみ信州発☆羊と暮らすゆきさんの農事録 第28回

四季の彩りとともに綴る 牛と羊と猫との日々

四季の彩りとともに綴る 牛と羊と猫との日々

伊那谷をまっすぐ南に向かって流れる天竜川流域の牛舎で、仕事と趣味、どちらも楽しむという片桐由貴さん。大学卒業後「やっぱり牛が好き!」と、家族の営む酪農に就農して12年。80頭ほどの牛たちと、ペットの羊2匹、猫5匹と過ごす日々を綴ります。

ゆきさん農事録

こんにちは!
昨年は牛もーが落ちていた貯水槽、今年は水面も穏やかに少し開花の遅かった山桜を映しています^^* 夜桜見物にも足を伸ばす最近ですが、花冷えで始まった新年度、皆様いかがお過ごしですか?

ゆきさん農事録

けもの道のうりとゆず

冬の間は湯たんぽを抱えて昼過ぎまで段ボールハウスで丸くなっていたにゃんこ達も、朝露が乾く前に飛び出していってしまうし、けもの道でのお出掛けや、もうお外でのひなたぼっこの方が心地いいみたいですね^v^

ゆきさん農事録

四つ葉とほるこ、ハピちゃん

 

「おこぎ」の美味しい春がきた!

ゆきさん農事録

そう言えば、春の山菜でわらびやタラの芽は有名ですが、皆さん「おこぎ」ってご存じですか? もしくは、覚えていらっしゃいますか?
先日、TVを見ていて「おこぎ」は主に県南部、飯田下伊那地方の食文化だと言うことを知り、ビックリした私です。(ちなみに、「おこぎ」で検索すると「長野県のおいしい食べ方」20130319の記事が出てきます^▽^)
我が家の庭にもおこぎの木があって、桜の季節になると昔は祖母が、今は母が採ってきておひたしにしてくれていたのですが、正直あまり美味しいとも思わずに居ました。でも、そのTVを見てから改めて食べてみたらなんと!・・・意外と美味しいじゃないですか!(笑)
さっとお湯に通して定番の鰹節とお醤油で頂きましたが、きゅっきゅっという食感のあと、ほんのり広がる苦みがなるほど、春の味覚ですね^~^* 
直売所で売っているのも見かけますし、この季節南信州にお立ち寄りの際は是非、探してみて下さい♪

 

『牛乳は 白い血液 飲めば血となり 肉となる』

ゆきさん農事録

輸入部品でお高くて一気には変えられなかったので、随分前から地味にひとつずつ交換していたミルカー部品、今月でついに6個全てが新しくなりました!^▽^
それが、わざわざ農事録で報告するような事なの? って思われるかもしれませんが、この部分が綺麗な状態で居る事って、実はとっても大切で、毎日の搾乳作業がけっこう楽になるのです。

ゆきさん農事録

以前、牛乳の集荷・出荷の話題を書いた時、「軟膏が混入したお乳」や「血乳」を取り上げましたね。上の写真がそれらのサンプルになります。
乳房炎を治療するための乳房炎軟膏は鮮やかなブルーをしていて先搾りで一目瞭然なのですが、血乳に関しては、搾りはじめて少ししたら急に血乳になった! と言うこともあります。ミルカーのこの部分が透明で綺麗だと、搾っているお乳の色がパッと見の目視で分かりやすいので、それら異常乳の混入に早く気付けたり、防ぐ事が出来るのです^^b

昨年5月発行の乳質改善情報ペーパーには、27年度の異常乳混入による廃棄報告が載っていましたが、皆同じように注意をしているはずなのに、血乳や軟膏(抗生物質)の混入事故が起こってしまっています。経済的損失なので仕方がないの言葉では済ませられませんが、それでも、先搾りでは血乳を見落としてしまったり、指示伝達不足やちょっとした勘違いで軟膏の入ったお乳を搾り込んでしまう事を、自分が絶対にやらないとは言い切れません。でも、牛乳貯蔵タンクのバルククーラーに到達する前、ミルカーをつけた瞬間に赤や青のお乳が出たら、直ぐに取り外す事で最悪の事態は免れられるかも知れません。毎日の作業だからこそ、毎日使う道具が一番使いやすい(見やすい)状態であるために、定期的なメンテナンスが大事なんですよね。・・・専門的な資材部品って本当にお高いっていつも思うのですが(笑)、ケチっちゃいけない部分だな、と再度実感しました。

ゆきさん農事録

血乳のサンプルが採れたので、ついでに珍しいアングルの写真も撮ってみました^▽^ わかります? 牛のお腹を下から撮ったものです。

注目して欲しいのは、乳房に向かって這う太い太い血管!
牛もーが牛乳パック1本分のお乳を作るのに必要な血液量は、およそ400~500リットル。このブログを書くのに参考として調べた全農(全国農業協同組合連合会)HPのQ&Aでは、1日に20~30リットルのお乳を作り出してくれる母牛は、単純計算で毎日約1万リットルもの血液を、これらの血管で乳房に送り込んでいる、と書かれていました。

乳房に運ばれた血液は、乳房内の乳腺細胞によって私たちの見慣れた白い牛乳へと作りかえられていくのですが、産後直後や何らかの原因でそれらの変換が上手くいかないと、赤いままの血乳になってしまうのです。(外的要因として、乳房や乳頭の打撲・擦り傷でも血乳になる事もあります)

お乳の異常の有無を調べるために行う「先搾り」。いつも、青いゴム手袋越しにもお乳の温かさを感じます。今まで特に意識をしたことが無かったけれど、牛もーの血液と同等なのだから、当然ですよね。

『牛乳は 白い血液 飲めば血となり 肉となる』

これ、随分昔に父が何かの標語コンクールに出した作品だそうです。(残念ながら、不採用だったみたいですが^w^)
皆さんの手元に届く時には冷たい牛乳。しかも、「血液」と言ってしまうと、うっ><;っと感じてしまう方も居るかもしれませんが、たまには、巡る血液の、あたたかい命の循環を想像して飲んで貰えたら嬉しいなぁと思いました。・・・私も、毎日牛乳を飲んでいますが、たまには考えるようにします^v^

 

自然のチカラに元気を貰って^///^

ゆきさん農事録

祖父が観光農園をやめて誰も手入れをしなくなったのに、先日の雨と暖かさで健気にもしいたけが沢山出てきました^///^
今月は、話題や季節も手伝って、命の力って凄いなぁってしみじみしています。しいたけの原木の近くにはタラの木や、わらびの出てくる土手もあって。更に、我が家の敷地内の3本の山桜は、全て鳥が落としたこぼれ種から勝手に生えてきて大きくなったもの。ぎっくり腰の後、何となく気ぶっせいでダラダラしていましたが、春の山菜は冬の間に鈍った身体を目覚めさせくれるとも書かれていたので、元気を貰って私もそろそろ活動モードになろうかな^w^*

では、また♪

ゆきさん農事録

 

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