松野さんの農事録
[松野さんの農事録]

田舎で暮らそ。移住女子の就農奮闘記 Vol.2

奈月さん農事録

北信五岳が見渡せる絶景の畑にて

こんにちは-!中野市の松野です(^^)/
皆さん、お花見には行かれましたか?
私はというと、毎日の畑通いですっかりお花見の時期を逃してしまい...
でも、どうしても中野市の春の風物詩"あげまんじゅう"が食べたくて、ちゃっかり一度だけ、夜に地元の桜の名所-東山公園-へ行きました♪

 

それにしてもこの4月は、初めての経験だらけで苦戦した1カ月でした。。

まずは、

●りんごの剪定
りんごの味の9割は剪定で決まる、と言われるくらい大事な作業。
この時期には各地で剪定講習会が開かれたり、お互いの畑を見てまわったり等、地域のベテラン農家さんも毎年毎年勉強して、真剣に1本1本の樹と向き合う期間。
剪定については、私にはまだ何も語れないので何も書きません(笑)
でも、剪定はほんとに深い!!そして、おもしろい!
もっと勉強して、来年からは「こんな樹にしていきたい」と自分の目標を立てて枝を切れるようになりたいです。

奈月さん農事録

剪定後の畑と愛犬の小太郎

つぎに、

●スピードスプレイヤー(SS)の整備
剪定作業の中ごろに、そろそろ始まる消毒に向けてSSの整備を行いました。
まだ私は運転したことがないのですが、ノズルの掃除だけ少しお手伝い。
里親農家さんが中古で購入したというクラシカルなSSに、すっかり愛着が湧きました♪

奈月さん農事録

まだまだ現役のクラシックカー

りんごの剪定が終わると、

●桃の摘蕾と受粉と花摘み
桃は、あまり大量に実をならせすぎると小さい桃になってしまい、味がおちるので、蕾の段階である程度落としてしまいます。それが、摘蕾。
枝の上側や先端など、必要ない場所をなでるように枝に触ると、ぽろぽろと蕾が落ちます。
これをやっておくのとやらないのでは、花摘みの手間が全然違います!
受粉は、「川中島白桃」や「紅晩夏」など、花粉がなかったり少なかったりする品種だけ、ハタキでぱたぱたと人工受粉をしてあげました。
花摘みは、最初は「こんなにせっかくきれいに咲いてるのに...」と心苦しく思いましたが、すべてはおいしい実をならせる為!心を鬼にして摘んでます(´_ゝ`)

奈月さん農事録

満開の桃の花

そして、いよいよ、

●りんごの花摘み
剪定の時にはまだギュッと固まったままだった蕾もようやく開き、発芽して花が咲きました。去年は間近で見ることがなかったりんごの花、こんなにかわいいんですね(´`)
規則正しく中心果から咲くのにも驚きました~
りんごの形はまだまだ見えませんが、既に秋の収穫が楽しみです!

奈月さん農事録

りんごの花

長くなっちゃいましたね。。

そんなこんなで...
毎日、里親農家さんに教わりながら、太陽をいっぱい浴びて絶賛農業研修中です!!

 

この記事を書いた人

松野奈月さん

「子どものころに家族で訪れた思い出の地・北信州に住みたい」。県北部の中野市で「地域おこし協力隊」として2年近く活躍してきた大阪出身の松野奈月さん。農業と切り離せない地域の生活や人との出会いを通じて、ついにりんご農家になる決意をしました。

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