古田さんの農事録
[古田さんの農事録]

農業が好き!地域が好き!古田さんちの安曇野LIFE:6

古田さん農事録

 

8月も終盤に入りますと、りんご畑も賑やかになってまいります。
そう。早生種、とりわけ"つがる"の収穫が始まるのでございます。

「つがる」の季節でございます。

つがるといいますと、少し前までは最も早くに出回るりんごとして有名でしたが、今はもっと早い品種も知名度が上がっております。
小倉の周りの畑では、夏あかり、恋空、シナノレッドといった品種が作られておりますけれど、うちの畑ではつがるが最も早い品種。早生の主力品種でございます。
どのくらいあるかと聞かれますと、まあ、ざっと2反歩(20a)ほどでしょうか。
ありがたいことにしっかりと大きな木も多くて、「一人で収穫できるのか?」というくらい、結構な量になりそうなんですね。5t以上獲る予定でおりますので。
。。。うーん、ちょっと焦りますよね。

さて、そんなつがるも、今年は気候の影響を受けておりまして。
ええ、そうです。東京や東北では何日連続で雨が降って記録的なんちゃらかんちゃらとニュースで伝わってきますけれども、安曇野も例年よりも日照時間がとても少なくてですね、つがるが赤く色づかないのでございます。
昨年は暑くて暑くて異常に早かったのでございますが、今年は逆に遅い。
この農事録が掲載される8月30日頃になれば、さすがに収穫できるりんごも増えて大忙しになっているとは思いますけれど、少し前、例年なら結構獲れ始めていそうな8月23日の段階で、こんな感じでございます。

古田さん農事録

 

全くもって、青いですね。

ただ、こんな中にも収穫できるものもございまして、そういったりんごを収穫することで、残っている実の成熟も促されるようなのでございます。
というわけで、先週、古田然としての初出荷とあいなりました。

古田さん農事録

 

選果場に持っていき、りんごを並べたコンテナをパレットに降ろしたとき。
農協からもらった出荷者カードがちゃんと読み取れて、「古田然」の名前が表示されたとき。
出荷した量はまだ少ないのですけれど、なんだかちょっと嬉しかったですね。
自分が作ったものが世に出て、直接収入に繋がった瞬間でございますから。

古田さん農事録

 

出荷用コンテナをDIY!

さて、収穫の話題から少し遡りまして、その準備のお話を。
全く独立したばかりで、自分では初めての出荷となりますと、いろいろと用意しないといけないものが出てまいります。
まあ当たり前の話ですけれど、師匠の農園で作業していたときには当たり前にあった道具や場所が、無い。
必要が迫って初めて「あ、そういえばアレが無いじゃん!」と気付くものでございます。
収穫カゴとか、コンテナを乗せて運ぶ一輪車とかは、収穫前ギリギリに気づいて購入しましたし、選果や荷造を家でやることを考えて、ガレージにラックを設置して整頓したり、ライトをつけたりと、8月中ごろは収穫に向けた準備を整えておりました。
なかでも大きな仕事が、コンテナづくりでございました。

りんごを出荷する際に使うコンテナでございます。
こちらは師匠から使っていない古めのものを200個弱、いただくことができました。
本当にありがとうございます。
ただ、いただいたまま使うことはできません。名前が違いますから。
「岩垂」の文字を消して自分のコンテナに書き換えなければならないのでございます。

さあ、どう書き換えましょう。
周りの新規就農者を参考に、シールを貼ろうか。塗潰して手書きにしようか。などと考えました。
野ざらしにしても(あまりするべきではないのだけれども)、シールが剥がれたりインクがにじんだりするのを防げるようにと思うと、シールはちょっとコストがかかりそうですし、手書きはそもそもめんどくさそうで、きれいにできる自信もございません。
長く使うものですし、人目に付くものですので、ちょっときれいにやりたいなあ、と思いまして、スプレーを使ったステンシルにしてみました。

古田さん農事録

 

まずは白いペンキで塗り潰します。
厚紙で型をつくって、テーマカラーのオレンジでスプレーしていきます。
簡単そうに見えますけれど、型に残ったペンキを数回で拭き取らないといけなかったので、なかなか時間がかかったのが誤算でございました。

そうして出来上がったのがこちらでございます。

古田さん農事録

 

数人から「ヤクルト?」と聞かれました。
もちろんスワローズとは関係ございません。
27は古田の永久欠番ですけれど、関係ございません。
弐七農園の古田、という意味でございます。

ただ、黒の中に白地にオレンジってのは、結構いい感じ。
ちょっと失敗しちゃったものもございますが、出来には満足しております。

来月は弐七農園の本気を報告!

古田さん農事録

 

先週くらいまで、全くすぐれなかった天気も、ここ数日はお日様もよく顔を出してくれておりますので、そろそろ怒涛の収穫が始まりそうな雰囲気が。
というより、つがる様におかれましては、色づいていただかないと困ります。
コンテナたくさん作ったのに、まだ30個くらいしか稼働しておりません。
とはいえ、つがる様が本気を出して色づいたとき、俺の本気で果たして作業が間に合うのか。
その答えは、来月の農事録で。。。って、他の作業に追われて報告を忘れてしまいそうですがね。
とにかくがんばります。

そうそう。
先月号でお伝えいたしました、弐七祭の動画を、共同企画したムラハタワークスさんが作ってくれました。
楽しかったなあ。(大変だったけど)

 

 

日々の畑・りんごの様子やもろもろは、ブログ「りんご屋さん 弐七農園」もご覧ください。

ではまた来月、お会いいたしましょう。

この記事を書いた人

古田然さん

北アルプスのふもと安曇野市三郷小倉で3年間の研修を経て、2017年にりんご農家として独立した古田然さん。
農業が好き! 人が好き! 地域が好き! な古田さんが、安曇野の暮らしをつづります。

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